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小林よしのり
2019.5.15 11:30日々の出来事

Y染色体論の破綻

産経新聞で竹内久美子が、男系Y染色体説を唱えている。
これを言い出したのは八木秀次で、評判が悪いので隠す
ようになったが、実は男系血統絶対説の根拠はY染色体
に帰結するしかないのだ。

染色体も遺伝学もない時代に、Y染色体を守ろうという
意識などないのに、日本人は本能でこれを守ってきた
ように書いているが、そんなものではない。

単に支那の儒教に影響された男系思想のマネをしていた
だけだろう。
しかも民間から血を入れられない身分制があるから、
非常に狭い一族の中で婚姻しなければならず、血統を
遡ればどうしても天皇に行きついてしまう。

Y染色体なんて合理主義を持ち出して来て、結局は
肝心なところの合理を説明できない。

男系がY染色体なら、遡れば神武天皇では終わらない。
ラミダス猿人のアルディの夫に行きついてしまう。

神武天皇からの伝承を史実あつかいしているからこう
なるのだ。
天皇の起源を神話に求めなければ、Y染色体で説明
せざるを得なくなり、皇祖神は天照大神ではなく、
アルディになってしまうというわけだ。
男系Y染色体カルトの理論は完全に破たんしている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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