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小林よしのり
2019.6.14 13:08日々の出来事

日本のタンカーが武力攻撃はトンキン湾事件か?

ホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃された。
こういうの見ると、ベトナム戦争直前のトンキン湾事件を
思い出す。
わしが小学生の頃の事件だったが、ベトナムの仕業にされ
ていたのだが、実はアメリカの謀略だった。

集団的自衛権の行使要件を点検すると、「我が国と密接な
関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、(今回は他国
どころか自国のタンカーが攻撃された)(今後、米国の船
が攻撃されるか?)これにより我が国の存立が脅かされ、
(米国がイランを攻撃し、中東戦争に発展すると原油など
燃料が入って来ない)国民の生命、自由及び幸福追求の
権利が根底から覆される(安倍首相と米国はグルと思われ、
イランが日本にもテロ攻撃を行う)明白な危険がある事態
(日米同盟の破たんは日本の存立危機であり、明白な危険)
と解釈される恐れがある。

法律の解釈なんか政権の都合で強引にやるから、
日本は集団的自衛権を発動して、米空母に燃料を補給し
つつ、中東戦争に参加というシナリオか?
すると護憲派が大好きな「平和憲法」下の戦争が行われる
ことになるのが皮肉だな。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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