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高森明勅
2019.7.13 06:00皇室

皇后陛下のメラニア米大統領夫人へのご配慮

先頃のトランプ米大統領夫妻の来日。

天皇・皇后両陛下のおもてなしぶりは実に見事だった。
特に皇后陛下のご対応は、ご療養中にも拘らず、輝いていた。
しかし、それも事前の入念なご準備があってこそ。

「例えば、(皇后陛下は)メラニア夫人が東欧スロベニア出身で、
両親ともども米国市民になったことを確認され、
米国とスロベニアの歴史書を改めて紐解かれたといわれる。
…5月25日、皇居・宮殿『竹の間』で行われた会見で、
皇后は…通訳を介さずにメラニア夫人と会話をされた。
…子どもの教育などについて母親同士ということで話も合い、
15分間語り合ったという。
メラニア夫人がテキサス州の子どもの移民収容施設を訪れたことや、
昨年の母の日にホワイトハウスで軍人の妻や母親を招待したイベントの際の
スピーチの内容も事前に確認されていた。
大統領夫人として母親の視点も重要視しているのでは、と考えられたことから、
子育てを話題に選ばれたようだ。
自然な会話に見えても思い付きではなかったことがうかがえた。

『メラニア夫人の硬い表情も徐々にほぐれたように見えました。
皇后さまの積極的な会話と話を受け止められる安心感に、
最後はメラニア夫人の方から多く話しかけられていたようです』(宮内庁関係者)」
(友納尚子氏)

僅か15分間の会話の為に一体、どれだけの準備をなされたことか。
それも全て我が国の国益の為(つまり国民の為)に他ならない。
但し、このところお疲れも貯まっておられるようだ。

「皇后には、東宮妃時代から同じ医師団が付いているが、
今ではご自分で心と体のバランスを取るようにされているという。
健康な人には簡単なように見えても、常に努力が必要で、
時間がかかる日もあるそうだ。
私たちが目にする雅子さまはいつも笑顔だが、
その裏では急に襲ってくる不安や恐れの波と戦っておられるのだ」(同氏)

皇后陛下には、どうかくれぐれもご無理をなさらず、
もう暫くはご療養を優先されることを願い上げる。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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