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高森明勅
2019.8.8 06:00皇室

明治天皇例祭

7月30日は明治天皇の崩御(ほうぎょ)相当日(ご命日)。
宮中では天皇陛下がお出ましになる令和になって2度目の恒例祭祀、
明治天皇例祭(小祭)が厳(おごそ)かに執り行われた
(6月30日の節折〔よおり〕と大祓〔おおはらい〕には陛下のお出ましが無い)。

言う迄もなく、天皇陛下はご潔斎(けっさい)の上、
古式の装束をお召しになって皇霊殿(こうれいでん)にてご拝礼。
ご静養中の皇后陛下は赤坂御所(ごしょ)でご遥拝(ようはい)の後、
祭祀の間中、お慎み(祭祀のご負担は一般のご公務とは桁違いなので)。

「皇太子」がおられたら、やはり古式の装束をお召しの上、
皇霊殿内で拝礼されるべきところ、「皇嗣(こうし)」の秋篠宮殿下は
6月16日の香淳(こうじゅん)皇后例祭(小祭)と同じく、
洋装(モーニングコート)で庭上の幄舎(あくしゃ)にてご参列。
木階の下から拝礼をされた。
更に天皇陛下は8月1日、宮中三殿で旬祭(しゅんさい)に臨まれた。
こちらは陛下お一方の祭り(11日、21日は侍従がご代拝)。
令和の皇室には「皇太子」がご不在。
その現実が端的に反映されているのが「祭祀」の場だ。
しかし、一般の国民だけでなく、識者らも殆(ほとん)ど無関心なように見える。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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