ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2019.9.6 10:22日々の出来事

「闘論席」の文章を書き直すわけ

週刊エコノミストが「闘論席」に書いたわしの記述に
異を唱えてきた。
わしが書いた文中の「リベラル左翼は『日本のマスコミが
嫌韓をあおっている、感情的になってはいけない』と
批判するが、全く的外れである。日本国民は全然感情的に
なっていない。」という部分に対して、編集者が「週刊
ポストの例を見たら、全然感情的になっていないと言える
のか?」と異を唱えてきたのだ。

めんどくさいから書き直すが、週刊ポストが嫌韓記事を
書いたって、読むのはジジイだけだ。
問題は作家が「もう書かない」と小学館を脅し、韓国無謬論
の左翼系知識人やマスコミが、ことさら大騒ぎしていること
にある。

では、日本国民は感情的になっているか?
事実はなっていない。
日本から韓国に行く旅行客は減っていないが、韓国から日本
への旅行客は8割減である。
感情的なのは韓国国民であって、日本国民は韓流大好きで、
平然と韓国に行っているのだ。

韓国国民は国内が「反日」だから、同調圧力で日本旅行は
控えてしまう。
日本国民は実に冷静で、嫌韓記事や報道があっても、韓国や
新大久保に行くことができる。
・・・こう事実を書いただけでも、左翼は「嫌韓記事」だ
と思うのだろう。
脳内が「韓国人は無謬、日本人はマスコミも庶民も悪」と
いう自虐史観に染まっているから、事実が見えないのである。

このように雑誌というものは、叩かれたら一気に「委縮」
するし、叩かれるのでは?と恐れて、先回りして表現を
「委縮」させる。
「週刊エコノミスト」も「SPA!」も同じだ。
めんどくさいから、わしは「はいはい」と言う事を聞く。
別の場所で意見表明はできるのだから、いちいち喧嘩する
のが面倒なのだ。
さあ、「闘論席」、どんなふうに書き直そうか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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