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小林よしのり
2019.11.18 11:39日々の出来事

朝日新聞は愛子皇太子に反対している

朝日新聞の社説「皇室制度の今後」を見たが驚いた。
頭が悪いのか、男系派にも配慮して足して二で割る
案のつもりなのか知らんが、東京新聞より劣化して
いる。
皇室制度に関しては東京新聞の方がきっぱりと女性・
女系天皇支持だから、国民感情にも即しているし、
真っ当だ。

朝日新聞は「いま、継承順位の変更につながる見直し
をするのは現実的とはいえまい」と言う。
つまり次は秋篠宮さま、その次は悠仁さまで固定せよという
わけだ。

その一方で「女性宮家」の創設には賛成している。
「皇位継承の資格や順位には手をつけない前提で
典範を改正し」、公務のための要員をとりあえず確保
しようという考えらしい。
野田政権の時の中途半端な改正案に似ている。

「国民統合の象徴をめぐり、国民に深刻な亀裂が
生まれるのは好ましくない」なんてのは、竹田恒泰
みたいな言い訳だ。
深刻な亀裂なんか生まれるもんか!
民間人の美智子さまが皇室に入るときに大反対した
右翼だって、結局は国民の総意に流された。

80%が女性天皇に賛成なのに、その世論を100%に
することなどあり得ないし、100%は健全ではない。
80%の女性天皇待望論を無視して、愛子さまの皇位
継承を封じようとする朝日新聞は完全に狂っている!

女性宮家を創設して、眞子さま、佳子さまは皇室に
残し、愛子さまだけ民間人になれと、朝日新聞は言う
のか?
それとも愛子さまは天皇の直系なのに、女性宮家を
創らせるのか?

朝日新聞はまともにこの問題を考えてるのか?
極端に頭が悪い記者ばかりなのか?
「当面は悠仁さまと新女性宮家の様子を見守り、
判断は将来の主権者に委ねる」とか言ってるが、
それが「先延ばし」というものではないか!
それが政治の「怠慢」というものではないか!
社説のタイトルで「政治の怠慢に終止符打つ時」
などと掲げておきながら、怠慢なのは朝日新聞、
おまえたちだろう。

東京新聞を見習って、国民の要望通り、すっきり
「女性天皇・女系天皇に賛成」と言ってみろ!
まったく情けない。中途半端な秀才ほど愚劣な
臆病者と化す。
皇位継承順位を変えて、愛子さまを皇太子殿下に
しなければ、祭祀の継承ができない!
皇太子不在の状況を変えろ!!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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