ゴー宣DOJO

BLOGブログ
小林よしのり
2019.11.23 10:22日々の出来事

「九州ゴー宣道場」アンケート回答

11月10日(日曜)福岡で「九州ゴー宣道場」が開催
された。
テーマは「九州は男尊女卑か?」という挑発的なもので、
課題図書『泥にまみれて』も参考にされ、男女平等・
男尊女卑の問題を、「私」から「公」まで、伸縮自在に
議論する道場となった。
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◆所々、笑いを交えて、話を進めてくれて飽きること
なく話しを聞くことが出来ました。
女王・卑弥呼の話、納得。やはり愛子さまに期待。
女性を担ぐことが日本に合っているとの考えに共感し
ました。
(福岡県・48歳男性・農業)
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日本に「男系主義」が入ってきたのは、シナの文化に
影響されたせいに間違いないよ。
卑弥呼の時代にはなかったものだ。
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◆小林先生の福岡での話がおもしろかった。
私もずっと九州で過ごしているが、育った環境や、
暮らす場所によって左右される問題でもあるのかな
と思った。
男尊女卑でもいろんな形があるなと知った。
もくれんさんが最後に話された明治時代の皇室典範
の議論の話がとてもおどろいたが、時代に関わり
なく良識的な方はいらっしゃるのだなと思った。
(福岡県・44歳女性・主婦)
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明治時代は開明的な知識人が女性・女系でも構わ
ないと唱えるが、むしろ国民の間にまだ男尊女卑
の感覚が残っていて、妾も普通にいた。
今はもう国民の間の常識としては、男尊女卑はかなり
薄れ、国会議員や右派言論人の間で、無意識の男尊
女卑が残存している。
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◆九州では、男を立てるという文化はあれど、男が上
という感覚はあまりないように感じます。
小林先生の言うところの役割分担(男に給仕されたく
ない等)がはっきりしており、男女とも納得している
ところがあるのではないでしょうか。
ただ役割分担=差別という考えの人もいると思う
ので、その辺を掘り下げて考えてみたいと思い
ました。
(福岡県・48歳男性・弁護士)
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わしもそうではないかなと思うのだけれど、佐賀の
公務員で女の上司は良くないという人もいたのでね。
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◆もはや“女性を幸せにしたい”という感覚すらも
女性を上から見ている状態なのだろうかと考えました。
(福岡県・42歳男性・会社員)
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「あなたの娘さんに幸せにしてもらいたい」と両親に
言える男はいないだろうな。結婚を認めてもらえなく
なるもんね。
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◆小林先生や師範の方の経験に裏打ちされた話は
大変面白かった。
小林先生は、本当に女性にめぐまれていると思います。
最後の方で、泉美さんが紹介された、明治時代の
女帝の話や議論は、世の中に知られるべきと思い
ました。
男尊女卑の感覚、特に男系男子を推す人達の頭が
いかに固いか、そして、現代の議論がいかに劣化
しているかが、実によく分かる話と思いました。
(福岡県・42歳男性・会社員)
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人間は進歩しないね。劣化しているよね。
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◆小林師範の「男女の問題を考えることは、
どれだけ自分を客観視できるかにかかっている」
という言葉が胸に刺さります。
自分も無意識に言動に出ていそうです。
(埼玉県・42歳男性・司法書士)
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人は無意識にヤバいことばっかり言ってるからね。
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◆課題図書の指定と読了により、「男女の情緒」並びに
「文学の必要性」を再認識いたしました。
それでも『泥にまみれて』は果たして傑作なのか怪作
なのかという判断は難しいところでした。
よしりん先生の朗読が面白く感じられたことも一因
ではありました。
もうちょっと経てば教訓を導き出せるかもしれない
のかなという点でも有意義な議論でした。
(滋賀県・39歳男性・会社員)
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見事な感想だなあ。
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◆女性は愛されていると考えれば、自由を失っても
それでよいと考えているが、実はどれいであると
いうことに気づいていないという先生の話はとても
心に残りました。
これは男においても同じで、自身を客観視してどこか
で何かにしばられていないか?と考えることは重要
であると思いました。
(福岡県・41歳男性・会社員)
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香港人もいつか中国人のように、自由を失ってる苦痛に
気づかなくなる日が来るかもしれないからね。
今の日本の護憲派もアメリカの属国人で満足な人達です
から。
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◆“男尊女卑”というテーマと、競争社会、格差社会が
密接にかかわっていることが良く分かりました。
ドレイの幸福の呪縛は、女性に限らず、むしろ男の方が
キツく、それにしばられている気がしました。
今は厳しすぎる社会かも知れませんが、男も女も「自立」
を考えていかないと、ますます“泥にまみれる”ように
なってしまうと思いました。
※山尾氏を立てる“猛獣”に大ウケでした(笑)
(広島県・48歳男性・技術士)
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経済的に自立できれば、男に依存しなくていいのだし、
軍事的に自立すれば、米国に依存しなくていいのだよ。
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◆「アナ雪」があの内容になったのは、女性スタッフの
意見を多く取り入れたからと言われていますが、でも
そのやり方を採用したジョン・ラセターは、セクハラで
ディズニーを辞めていたりするので、簡単じゃないなと
思います。
町作りの構成から考えないといけなくて、それは政治に
しかできないというお話がありましたが、男系固執保守
が明治よりも男尊女卑がキツイのは「この国をどうするか、
どうしたいのか?」の思考がないからだなと感じました。
(東京都・41歳男性・CGデザイナー)
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理屈で分かっていても、無意識にセクハラしてる男もいる
のだろう。客観性がないから。
国家ビジョンが全くないから、新自由主義やグローバリズム
に流されてしまう。
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◆子育てが競争社会で不利になる、これでは少子化が止め
られないと思いました。
共同体を再生して子供が増えた地域を私もテレビで見ました。
不可能ではないと希望を持ちたいです。
(新潟県・48歳女性・パート職員)
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少子化は共同体の再生なしでは止められない。
そこから国家ビジョンを考えるしかないのだが、自称保守も、
リベラル左翼も、国会議員も、誰もそれを考えないからね。
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◆早めに来てサイン本を手に入れることができただけでも
大満足です。
また、先生の絵コンテを拝見することもできて大変うれ
しく思います。
ものすごく字も丁寧に書かれていて驚きました。
絵がキレイな方は字もキレイなんだなと思いました。
ゴー宣道場には妻も来てもいいと言ってくれるのですが、
子どもがいるため参加できませんでした。
託児所はムリと思いますが、会場内を小さい子がウロ
ウロしているのがよい雰囲気の会があってもいいのかな
とも思いました。
保安上の問題があるからこれも難しいですね。
(大分県・42歳男性・スクールカウンセラー)
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子供は連れてきて構わないよ。子供が前の方の席で
くーくー寝てることもあったし、赤ちゃんならぐずった
ときだけ部屋を出てロビーであやしたりしながら、
参加している母親もいたからな。
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◆国内で最も良質な議論の場だと思っております。
 “良き観客の立場”で、応援させて頂きます。
(大阪府・49歳男性・会社員)
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ありがとう。嬉しい評価だ。
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◆新自由主義からの社会構造が、極めて身近な問題に直結
することがよくわかった。
国際競争力を高める反面、コミュニティを崩壊させ、
少子化にも直結する構造であると感じた。
(福岡県・22歳男性・大学生)
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資本の暴走を自由化すると、一部の強者が富を総取りして、
全体としては底辺への競争になっていくというのは、
馬鹿でも分かると思っていたが、まだ気づかない馬鹿が
圧倒的多数なんだから脱力するよ。
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◆いつもネットで観てますが、やはり生は迫力があって
熱量を感じられて、最高です!
最後に笹さんから、ゴー宣道場に参加する事が皇統問題の
手助けになると聞いてうれしかったです。
(鹿児島県・55歳男性・自営)
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「ゴー宣道場」という天皇の支持者、公の支持者が増える
ことが、世の中を変える原動力になる。
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◆日本の女性の社会進出度は下から数えた方が早いくらい
低い順位で、実際女性が出世することが少なく、当の女性
も社会や政治に目を向けていない様で悲観的になりがち
ですが、女性天皇・女系天皇に賛成する世論が8割程も
あるので希望はまだ全然あると思います。
小林先生が仰っていた様に愛子様が天皇になる事が出来
れば、日本の情勢もガラリと変わると信じています。
(福岡県・34歳男性・会社員)
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愛子さまが天皇になれば、日本の女性の地位向上は
約束される。
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◆「『男だから』『女だから』こうあるべき」であったり
「『ずっとこうだったから』そのままでいい、または
変えなくては」のような極端な考えだけで物事を判断
していくと、どんどんかたよった方向に寄った、多くの人
が困ってしまうような結果になる可能性がとても高いの
だろうなと思いました。
(佐賀県・17歳女性・高校生)
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その通り。バランス感覚こそが保守であり、右にも左にも
極端に振れないことが大事です。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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