ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2019.12.2 10:29日々の出来事

人格は説教では変わらない

人には必ず長所があり、短所があります。
わしも随分丸くなったと人に言われますが、60歳を
過ぎてまだ短所・欠点があります。
一生わしの人格が完成することはありません。
最近ではむしろ「自分が丸くなってないか?尖った
部分がなくなってないか?」と不安に思いますが、
論争の中で右派からも左派からも恐がられていると
気づいたときに、とても安堵します。

「ゴー宣道場」の門下生に関しても、わしは長所を
力いっぱい認めて、それを自由に伸ばしてあげたい
と思います。
短所は時間をかけて治っていくと信じています。
だから軽く冗談交じりに欠点を指摘するに留め、
むしろギャグにまぶして相手に認識させるという
手法を取ります。
わしの仕事のスタッフたちにも、そういうギャグに
まぶしたキャラ立ての手法で、成長を促してきました。

人間は居丈高に説教されても自分の人格を客観的に把握
することはできません。
説教する人の人格にも欠陥があるのに、人格的に自分
が上だと思い込んでいる傲慢さを見抜かれるからです。
長所を伸ばしながら、短所を客観的に気づかせるのが、
わしのやり方です。
それには時間がかかる。
説教して一気に人格が変わるということはありません。

ただし、あまりにも「承認願望」が強すぎて、「公心」
がない人には、わしの手法も通じません。
他人は他人なんだから、親兄弟のように親身になる
余裕がないからです。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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