ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2019.12.16 08:12日々の出来事

自分の苦労を訴えても人の心はつかめない

わしは必死だ。わしは真剣だ。わしは誰よりも努力してる
とアピールしたって、人気投票は上がらない。

自分の苦労をいかに他人に分からせようとしても、全く
無意味だ。
同情されて人気投票が上がるなんてことはない。

地獄のような苦しみの果てに生み出した作品でも、人気が
とれるかどうかは分からない。
他人の苦労や努力なんて、人は関心を持たないのだ。

他人に差し出した作品が、面白くて、魅力があって、
ついでにタメにもなったら、人気投票の順位が上がる。
結果としての作品が、他人に好感を持たれなければ、
自分の苦労なんかまったく意味がない。
それがプロの世界だ。

わしはプロになれと言ってきた。
自分の苦労をわからないのかと怒るのは、プロ失格だ。
苦労を感じさせない結果を出すのがプロだ。

他人の心をどうつかむのか?
もちろん、わしの作品が嫌いな人も多いだろうが、
それでも好きな人がはるかに多かったから、66歳に
なってもまだ生きながらえている。

わしの作品を嫌いな人もいるが、好きな人は熱狂的に
好いてくれる。
他人の心をどうつかむのか?
いまもわしはその命題に挑戦し続けている。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: 「『コロナ論』が炙り出したもの」

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