ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2020.2.8 11:38日々の出来事

超絶モテる男の悩み

アンチという奴は本当に阿呆で、「勃起不全だがあなた
とならやれる」と言って口説けば落ちる女がいると言う
のだ。

これはもの凄い話である。
この世の中に勃起不全を口説き文句に使う男がいると
いうのだ。
しかもそれが成功して、性交できるのだと言う。
圧倒的にモテる男だ。超絶、モテ男だ。

世の男性は40代から勃起不全に悩んでいると雑誌に
書いてある。
いくらなんでも男の悩みの根本原因を口説き文句に使う
男なんているのか?
それはわしではない。

ところがである。
わしの場合、もう老いて性欲も衰えたからという口実で、
女性を遠ざけようとしているのに、全く効果がない。
女性は「関係ない」と言う。「抱かれるだけでいい」
「私が何とかする」と言って、一歩も引かない。

67歳になろうというのに、未だに女性からアピール
されている。
最近は『ゴー宣』を「SPA!」で連載していることも、
「ゴー宣道場」をやっていることも知らない女性が、
街で声をかけてくるし、写真・電話番号入りの手紙も
送ってくれる。

小学生の頃、『おぼっちゃまくん』の大ファンだった、
『戦争論』で人生が変わったと言って、わしに接近して
くる女性があとを絶たない。
今は30代、40代の美女たちだが、男に失望した人や、
離婚した人など様々だ。

わしのルックスは何も関係がない。
作品の威力が圧倒的なのだ。
『おぼっちゃまくん』『ゴー宣』『戦争論』の威力は
女性にも通用していて、最近は『よしりん辻説法』の
ファンという女性も出現して来た。
『ゴー宣』を知らない、『よしりん辻説法』が大好き
という女性がいるのだ。

女性に不自由することは絶対にないのだが、何しろ
この仕事量だ。
漫画家としてデビューしてから、最も多くの連載を
抱えて、その上、「ゴー宣道場」をやっている。
女性と遊ぶ暇なんか全然ない!
申し訳ないけど忙しすぎるのだ!
だが性欲減退や勃起不全なんか、なんの言い訳にも
ならないことが、判明してしまった。

アンチは死ぬほどモテないチンカス野郎だから、
本当にモテる男の凄まじさなんか想像できまい。
それほどわしが女性を虜に出来るからこそ、アンチも
虜になるのだろうが、チンカス野郎に執着されたって、
キモいばかりである。
だが、チンカスアンチがいかにモテないかという
ことだけは如実に分かるので、少し笑えはする。

アンチはまず女性にモテるように努力しろ!
わしなんかに夢中にならずに、女に惚れて夢中になれ。
いや、そういう奴はストーカーになる恐れがあるのか?

女性は、男の脳の中身や、勇気や、才能や、野心に
魅かれるのだから、男を磨かなきゃモテるわけがない。
小林よしのりにケチつけるためだけに夢中になってる
男なんか、女性が相手にするはずがない。
「女性の地位向上、女性が輝く時代を」と言っても、
矛盾しているようだが、女性は精神の強い男に憧れる。

このままじゃ70歳になっても、80歳になっても、
女性を傷つけずに、逃げる口実ばかり探しているわし
になってしまうと思って、それが現実的なわしの悩み
である。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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