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高森明勅
2020.2.13 01:24皇室

2月11日「三殿御拝」ご継承

平成から令和への御代替わりに際し、私が注目していた一つに、
2月11日の「三殿御拝」があった。
被占領下にあった昭和23年、占領当局の意向を汲んだ祝日法によって、
2月11日は一旦、平日とされてしまった(それまでは「紀元節」という祝日)。
これに伴い、皇室祭祀の中の「紀元節祭」が停止されることになった。
しかし昭和天皇は毅然として、同日に、ご自身強いの思(おぼ)し召しによつて
「臨時御拝」を行われ、以後も毎年、この日に宮中三殿で丁重なご拝礼を
続けられた。

御代が平成に移ってからも、上皇陛下は「三殿御拝」として、
それを揺るぎなく継承された。
この度、令和になって初めての2月11日を迎えた。
天皇陛下には、厳かに三殿御拝を執り行われた。
他の恒例祭祀とはいささか異なる経緯があるだけに、上皇陛下のお気持ちを
受け継ごうとされるご姿勢が一層、際立つ。
ただ有難い。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/
高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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