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小林よしのり
2020.2.21 12:07日々の出来事

アディーチェはハイヒールが好き

今日は『よしりん辻説法』のシナリオ。
月曜までにコンテが出来るかどうかだ。

国際的な文学者・アディーチェの『男も女もみんな
フェミニストでなきゃ』という本を読んだが、
彼女によれば、フェミニズムの定義は、男性であれ
女性であれ、「そう、ジェンダーについては今日
だって問題があるよね、だから改善しなきゃね、
もっと良くしなきゃ」という人ということだ。
この定義なら、まさにわしはフェミニストである。

空気や風潮として男尊女卑がいまだに残存し、
それが「日本の象徴には女性はなれない。愛子天皇は
許さない」という一部のノイジー・マイノリティに
よる政権への圧力になっているとすれば、我々は
「いまこそ女性を国家の象徴に」という運動を起こ
さなければならない。

しかし、アディーチェは「わたしはもう女である
ことに弁解じみた態度をとらない」と言っている。
「わたしは政治や歴史が好きで、思想について
前向きの議論をするときがいちばん幸せです」
言い、さらにこうも言っている。
「わたしは女っぽいのです。女っぽいのが楽しいの
です。ハイヒールが好きですし、口紅を重ね塗り
してみるのが好きです」

「ハイヒール強制やめて」と主張する「#KuToo
運動」というのがあるが、わしもハイヒールは危ない
から履かない方がいいと思う。
今どきハイヒールを強制する会社なんか滅多になかろう。
だが、米倉涼子ならハイヒールはカッコいいし、
アディーチェもハイヒールが好きだと言っている。

何を履くかは趣味の問題、好みの問題だ。
田嶋陽子のようにハイヒールを纏足と一緒にするような
意見には全然説得力を感じない。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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