ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2020.5.3 11:39

感染しないことが生きる目的じゃない

サンデーモーニングがまた「PCR少ない!」と糾弾して
いたけど、世界各国の1000人あたりのPCR検査数、

<PCR検査数>
ドイツ 30.4
米国 16.3
韓国 11.7
マレーシア4.1
日本 1.9
コロンビア 1.8

と検査数だけ並べて日本が間違っているように言うのは
デタラメすぎですよ。
PCR検査数が人口比で多いからと言って、
死者数を抑えているわけではありません。
上の6か国の死者数と人口をちゃんと出して下さい!

<死者数>
ドイツ 6,812人 (人口:8302万人)
米国 67,046人 (人口:3.282億人)
韓国 250人 (人口:5164万人)
マレーシア 103人 (人口:3153万人)
日本 458人 (人口:1.259億人)
コロンビア 324人 (人口:4965万人)

PCR検査の多い欧米二か国、日本とは死者数のケタが
違ってますよ。
日本は「途上国並み」と言っていたけれど、

先進国のドイツやアメリカよりも、日本を挟む
マレーシアやコロンビアのほうが圧倒的に死者数が
少ないじゃないですか。
いつからPCR検査数が先進国の証になったんですか?

出演していた倉持仁医師は、
家族内に陽性患者が出たら、

その家族は、かかっていなくても「陽性」と見なし、
一家離散してそれぞれ別居するように言っている医者です。
しかも2週間じゃ少ないから、1カ月隔離だと。
それを前提として「PCR検査もっとやれ」と主張する方です。
そんな非現実的なことができますか?

コロナの患者を実際に治療している最前線の医師からは、
現実には、問診、CT、PCRなどあわせて確定診断しており、
医師が必要とした検査以外は必要なく、
PCR検査拡大は反対という声が上がっています。

死に直結するのは、ごくまれに発症する重症肺炎で、
大部分は自然経過で改善する、だから重症患者の治療に
特化する体制をとらなければいけないのに、
PCR検査でどんどん軽症・無症状の患者を見つけて、
一体どうしたいのか、無責任だと。

「熱はあるが軽症で、CTでも肺炎が見られないので、
自宅かホテル療養で」という風に宣告すると、
それだけで発狂する患者もいる、と。
それはメディアが無責任に「コロナ=死の感染症」と
まつり上げ、人々に底知れぬ恐怖を植え付けた結果でも
あると思いませんか?

感染防護をして、院内感染に神経をすり減らしながら、
重症肺炎患者の救命に立ち向かうなかで、
恐怖におののく軽症患者を説得する医師の負担は「大変」を
越えたものではないかと私でも想像できますよ。

現場の医師の発言は週刊誌からも少しずつ出ていますが、
どうして匿名なのか考えたことありますか?
それは、「PCRもっとやれ熱」が蔓延し、医療機関に向かって
「けしからん」と苦情を入れるバカな人間が増えていて、
治療に弊害が出ることを恐れているからだと思いますよ。

いつから「コロナ=死の感染症」となったんでしょう。
それに、リスクゼロなんてこと、この世の中にありません。

ちょっとでも元気の良い若者・中年層を見つけると、
「若い世代の方でも感染して死亡する方がいます」って、
私には、若い世代だったのにガンで死んだ友人がいますよ。
若い世代だったのに心不全で死んだ友人もいますね。
若い女性の子宮頸がんはどうなんですか?
婦人科に行けば大体どこでもポスター貼ってありますね。
原因はウイルス感染、毎年1万人の女性が発症して、
毎年3000人が死亡、30代後半がピークです、と。

コロナに感染しないこと、死なないことが生きていく目的でしょうか?
そんなこと目的にしても、生命力ある生き方ができるとは
私は思えないです。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: 「コロナ後のリベラル」

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