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小林よしのり
2020.6.25 11:07日々の出来事

単なる風邪をどう否定するのか?

朝日新聞は新コロを単なる風邪じゃないと思っている
ようだが、確かにブラジルや西欧においては単なる
風邪じゃない。

だが、「日本では」抗体検査で、東京で0・1%、たった
1万4千人にしか感染してなかったという結果が出た
のだから、単なる風邪だろう。

死者数がまだ1000人に達してないことでも、インフル
エンザの毎年の死者数3000人~10000人に及ばない
のだから、単なる風邪だろう。

どうかどうか、朝日新聞や、感染症の専門家の皆さん、
新コロが「日本において」インフルエンザを上回る恐怖
のウィルスであることを、わしに「サイエンス」で解説して
いただきたい。

昨日は東京で55人以上の感染者が出たというが、
ほとんどが無症状なら、「55人の風邪っぴきが出た」と
いうことに過ぎなくて、熱も出てない、鼻水も垂らしてない
ということならば、それはもう「免疫力の強い健康体の人」
が55人いたということになる。

「第二波」というのなら、指数関数的に増えるはずなので、
今日は100名、明日は200名と増えなければならない。
感染者の発見が遅れるのだとしたら、せめて明日は70名、
明後日は100名くらいの勢いで増えていくはずだ。
「増え方の加速度」を見なければ、これから先、「第二波」
「第二波」と、恐怖を煽るばかりで、「狼が来るぞ」の人と
一緒になってしまう。

もう「自粛」はできない。
経済への打撃が巨大すぎた。
無意味な恐怖の煽り方はやめよう。
今も国民の「精神的自粛」は続いている。
マスク警察が暗躍して、臆病者の天下になっている。

死者数が増えるかどうかが一番重要だ。
感染しても死ななければいいのであって、感染して治れば、
抗体を持つ人が増えるだけである。
どうせ日本人にとっては、「獲得免疫」が必要ないくらい、
「自然免疫」が強力なのだろうが。

感染した人への差別もやめよう。
感染者は抗体を持つ人で、集団免疫軍のメンバーだ。
むしろありがたい人たちである。

今でもブラジルと比べたり、ドイツと比べたりしているが、
日本では新コロの増え方の加速度が弱いということに
気がつけば、やはり「単なる風邪」としか言えなくなって
しまうのである。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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