ゴー宣ネット道場

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小林よしのり
2020.7.2 10:59日々の出来事

「科学的」態度とは何なのか?

久しぶりに羽鳥コロナショーに回帰。
とうとう岡田晴恵が出てきた。やっぱりこの番組は新コロ
やらなきゃ視聴率を取れないようだ。

まず第一に言っておくが、玉川はしきりに「科学」と言う。
岡田も「サイエンス」原理主義を強調する。
ならば言うが、東京都の抗体検査の陽性率0・1%をなぜ
無視する?
二人が「新コロは流行ってなかった」とやっと気づいたこの
科学的事実をもう忘れたのか?

東京の感染者数は14000人と知ったとき、二人は「抗体
を持つ人が少なすぎるから、第二波が怖い」と言った。
抗体を持つ人が増えた方がいいのか?
増えない方がいいのか?
そこをはっきりさせてほしい。

つまり「ゼロリスク」を目指しているのか?
「withコロナ」「コロナとの共生」を拒否するつもりなのか?
まずこの立場を明確にしなければ、科学を何のために
使うのかが分からない。
科学は君たちにとって「恐怖」を煽る手段なのか?

もし第二波が来て、第一波と同じくらいの感染者が出たと
しても、抗体保有率は0・2%になるだけ。
つまり14000人が28000人になるだけである。
やっぱり「流行ってなかった」という結論になるだけだよ。

今、PCR検査が増えて、陽性者が60人規模で出ている
のだが、さて第一波と同じ14000人になるには、何か月
かかるでしょう?
このように、現在出ている数字・データから、計算して
いくことは、わしは暗算で出来るよ。
京都大の理系である玉川くんには、こんな簡単な計算も
できないの?

ましてや、感染症の専門家にも、こんな簡単な計算が
できないのか?
さらに言うなら、現在、何人の退院者がいて、何人の
重傷者がいて、何人の死亡者が出ているのか?
これらを総合的に観察するのが「科学的」態度では
ないのか?

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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