ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2020.7.13 10:06

スウェーデンを見れば一目瞭然

木村もりよ先生をゲストにお迎えしてのゴー宣道場では、
新型コロナに対する非常に冷静で理知的なご意見を
うかがうことができた。

特に、世界中から悪意に満ちたねじまげ報道をされている
スウェーデンについて、
6月以降、検査数を増やしたために感染者数が増えていても、
死亡者数もICU入室者数も右肩下がりになり、
収束に向かっているというグラフは、まさに「一目瞭然」だ。

新型コロナの現状認識を広めるためにも、ぜひメディアは、
スウェーデンが世界の圧力に流されずに、緩和路線を貫いて
くれたおかげで得られたありがたいデータとして紹介して欲しいし、
日本の感染者数・重症者数・死者数の推移もグラフ化して、
検証材料として国民に提示するぐらいのことをしてもいいんじゃ
ないかと思う。

今日もひたすら続く「今日の感染者〇人!」という大騒ぎ、
木村先生は「盛り上がっている」という表現をされていたけど、
まさに、「お祭り騒ぎ」「ムーブメント」のようなものだ。
この期に及んで緊急事態宣言を突き上げるなんて、
実際に発出されなかったとしても、その発言そのものが、
すでに多くの店舗を苦しめ、ひっそりと廃業に追いやっている
ということにいい加減気が付いてほしいと思う。

高齢化していく社会のなかで、死についてどう考えていくか、
これは個人の心のありようだけでなく、社会全体にも大きな
影響を及ぼしている重要な問題だということも再認識した。
さらに深く議論していく機会があってもよいと思う。

私は、いつ急死するかわからないので、死んだ時のために、
小さなノートに、後片付けをしてくれる人に向けた連絡事項
を書き置いてある。
このノートはもともとは父親が自身の死後の整理ポイントを
書き残して書斎の引き出しに入れてくれてあったノートでもある。

昨夜は帰宅してから、それを開いた。
やはり、死なないようにびくびくと生きるよりも、
いつ死んでもいいように生きていなきゃ、と思った。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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