ゴー宣ネット道場

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高森明勅
2020.7.16 06:00その他ニュース

真に警戒すべきもの

小林よしのり氏の「ゴーマニズム宣言」。

最新作(『SPA!』7月21・28日号)は「スウェーデン人の死生観」
を取り上げておられる。

「死は悲しいことですが、自然現象であると思う」というのが、
彼らの“死”の捉え方だとか。
私としては、大きな違和感は無い。

「そんな国民性だから、スウェーデン人はリスクがあっても
ロックダウンはせずに日常の楽しみを維持し、施設でコロナの
集団感染が起きて老人が多く死んでも、それも寿命だと動じないのだ」
という記述もある。
現代の日本とは大きな違い。

何しろ、新型コロナウイルス恐怖症によって、
国民の側から緊急事態宣言の再発出を求める声が少なくない。
感染拡大を怖れる余り、そのことが日本の社会と経済にどれだけ
深い傷を負わせることになるか、想像力が働かないようだ。
このような状況の中で、高齢者施設で集団感染が起こり、
その結果、万が一にも「老人が多く死」ぬような事態にでもなれば、
どうなるか。

以前、有名な芸能人が亡くなった時以上の衝撃が、
国中に走るのではないか。
それによって、ようやく少しずつ動き始めた社会活動が、
再び“凍結”してしまいかねない。
先日のゴー宣道場でゲストにお招きした木村もりよ氏は、
そういう展開を最も警戒しておられたように拝見した。

8月に刊行されるという小林氏の憂憤警世の書『コロナ論』が、
このような空気を一変させる、大切なきっかけになることを願う。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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