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高森明勅
2020.8.31 06:00政治

野党が問われる

安倍晋三首相の辞任表明で、これから「後継」選びが本格化する。
今のところ、菅義偉内閣官房長官の名前が、比較的大きく
取り沙汰されているように見える。

菅内閣ならば、取り敢えず安倍内閣との“継続性”が前面に出るだろう。
果たしてどうなるか。
これから暫く野党が埋没気味になるのはやむを得ない。

しかし、次の政権が始動すれば、いつ衆院解散に踏み切るかが、
最大の関心事になるのではないか。
その時こそ、野党の存在意義が鋭く問われることになる。

「永田町の論理」による“数合わせ”に終始しているようでは、
ますます衰退に拍車が掛かるだけだ。

独自の「理念」を普遍性をもって語れるか。
現実味のある魅力的な「政策」を、分かりやすく説得力をもって提示できるか。
国民が期待と信頼感をもって、いつでも政権を託し得る野党が必要だ。

それが存在しなければ、次の政権も腐敗・堕落を免れないだろう。
野党の在り方は、日本の「政治」全体の“質”に関わる。
次の首相が誰かに劣らず、野党の行方も気にかかる。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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