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高森明勅
2020.9.14 06:00政治

安倍首相と改憲

自民党総裁選を巡り、安倍首相に比べて、菅内閣官房長官は
憲法改正に熱意が低い、という報道を見掛ける。

菅官房長官が改憲にどの程度、熱意があるか。
それはよく知らない。
しかし、安倍首相が本気で改憲を目指していたのか、どうか。
これについても、倉持麟太郎弁護士の指摘が興味深い。

「安倍首相にとっての憲法改正とは、憲法改正というアジェンダを利用して
党内政治のコントロールを強め、同時に、改憲勢力からの支持を調達し
続けるための道具にすぎないのかもしれない。
実際、安倍首相の言動をつぶさに見ていても、連立を組む公明党を本気で
説得する迫力はまるでなく、実際そのような行動に出ているとの報道等もない。
2015年に集団的自衛権の一部行使を認めた安全保障関連法案の審議のときは、
成立に向けて公明党を強力に説得したことと比べても、そのの熱意の
有無は対照的である」
(『リベラルの敵はリベラルにあり』)

―説得力がある。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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