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トッキー
2020.10.14 12:25新刊情報

コロナと経済の考察で『コロナ論』を超えるものはない!

大阪大学名誉教授で『論語』など
中国古典の大家、御年84歳の加地伸行氏が
『令和の「論語と算盤」』という本を出したそうで、
その宣伝を兼ねた夕刊フジのインタビュー記事が
ネットに上がっていました。

「論語と算盤」とは、日本資本主義の父
といわれる大実業家・渋沢栄一
演説集のタイトルです。

その内容は「よしりん辻説法」3巻
『十二人の誇るべき人類』で紹介されていますが、
渋沢は現在の経営者と全く違い、
事業家は「できるだけ多くの人に
できるだけ多くの幸福を与えるように行動する」
ことが義務であり、そのために
「論語と算盤というかけ離れたものを一つに
することが最も大切なのだ」と唱えた人です。

これを、「論語」の専門家である
加地氏が令和に蘇らせようというのだから、
さぞかし素晴らしいことを語っているのだろうと
そのインタビューを読んでみたら…

「(コロナ禍で)仕事がなくなった、収入が減ったと、
多くの人々は文句を言うばかり。自助努力は放棄して、
お上(国)にぶら下がるだけじゃないですか。
これは戦後、誤った形で『個人主義』を導入して
しまった弊害ですよ。権利を主張するばかりで、
責任・自立が忘れ去られてしまった。
だから、困ったら他人に責任を押し付けるだけ。
誰かに『ぶら下がる』ことしか思いつかない」

「お上まかせ」だけじゃいけないというのは
わかりますが、これだと、ただ単に
「自助努力(自己責任)だ!
他人に頼るな、自分で何とかしろ!」
としか言ってないじゃないですか。
渋沢栄一だったら、
こんなこと言ったでしょうか?

渋沢なら、非正規の雇用をバンバン切って
弱者を見殺しにして保身に走る
事業家を一喝したんじゃないでしょうか?

加地氏の言っていることは、他にも
コロナに対しては緊急事態宣言ではなく
「戒厳令」を復活させるべきだったとか、
「一族主義」を復活させて、老人介護は
血縁の者でするべきだとか、
おかしなことだらけ!!

渋沢栄一は91歳で死ぬまで第一線で活躍を続け、
「六十、七十は働き盛り、九十になって迎えが来たら、
百まで待てと追い返せ」との明言を残してますが、
それをやってもいい人は、年をとっても
頭脳が劣化してない人に限られるなあと
思わされた次第です。

感染症の専門家も、論語の専門家もあてにならない!
コロナと経済に関する考察(渋沢栄一にも触れてます!)
に関しては、
ゴーマニズム宣言SPECIALコロナ論
最終章『経済の方が命よりも重い』
超えるものはない!!
いつまでも頭脳を劣化させたくない人、
年取って「老醜をさらした」とか「老害」だとか
言われたくない人は必読!!

[目次]
メディアが報じない「不都合な真実」
日本における「新型コロナウイルス」と「季節性インフルエンザ」の感染者数と死者数

第1章  新型インフルエンザの顚末
第2章  日本ではコロナは恐くない
第3章  抑圧策から緩和策へ転じよ

【対談】元厚労省医系技官・医師木村盛世氏×小林よしのり
幸運にも「抑圧政策」を実行中にワクチンが開発されたとしても、
その間に社会や経済や文化がボロボロになってしまえば意味がない

第4章  データを無視する専門家
第5章  岡田晴恵・玉川徹は恐怖の伝道師
第6章  スウェーデンは成功している
第7草  5密会談
第8章  東京の抗体保有率O・I%
第9章  スウェーデンの死生観

闘論席(『週刊エコノミスト』2020年4月14日号/5月19日号/6月16日号)

第10章  お辞儀と清潔感の驚異
第11章  世界各国のコロナ対策事情
第12章  ウィルスとは進化の鍵だ
第13章  インカ帝国の滅亡

指数関数的に卜ンデモ大爆発の『モーニングショー』泉美木蘭氏
PCR真理教の妄言 時浦兼

【特別講義】 金塚彩乃氏
新型コロナウイルスとフランスの緊急事態法
~日本の「緊急事態宣言」とは何だったのか?

第14章  グローバリズムの失敗と権威主義
第15章  自由よりお上に従う日本人
第16章  経済の方が命より重い

「コロナ脳」との闘い
~小林よしのりブログ『あのな、教えたろか。』が辿った軌跡

緊急事態宣言下、全国の様子と読者の目

あとがき

トッキー

次回の開催予定

第117回

第117回 令和6年 5/25 SAT
14:00~17:00

テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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