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高森明勅
2020.10.23 06:00皇室

天皇陛下の子供らへのお気持ち

10月20日、上皇后陛下の86歳のお誕生日。
心からお祝い申し上げる。
ご発表のご近影を拝見すると、少し色のついた眼鏡を掛けておられる。

昨年6月に両眼の白内障の手術を受けられたが、
まだ元の状態には回復しておられないようだ。
又、今年の5月以降、ほぼ毎日、午後に37度を超える微熱が
続いておられるという。

高輪(たかなわ)の仙洞(せんとう)仮御所への
ご引っ越しに伴う作業のお疲れが、その原因かとも見られているようだ。
更に、昨春から前よりお痩せ気味になられ、心不全の診断指標である
BNP値も高い状態のままという。
心配だ。

最近は、乳ガンご手術後のホルモン療法の影響と見られる
左手指のこわばりがあり、ピアノの練習もままならないとか。
上皇后陛下がお過ごしになる時間の大半は、ご自身のご体調が
万全ではないにも拘らず、もっぱら上皇陛下をお支えする為に
費やされている。

上皇陛下にご不自由が無いように、又、日々、楽しくお過ごしになれるように、
きめ細かくお心を配っていらっしゃるという。

21日、天皇・皇后両陛下には、児童養護施設の関係者を
お住まいの赤坂御所にお招きになり、新型コロナ禍の中での子供らの
様子や具体的な対応策などについて、実情をお聴きになった。
招かれたのは、東京都葛飾区の「希望の家」の斎藤美江子施設長ら。

陛下は、「コロナ禍で大変な中、子どもたちの幸せに日夜
ご尽力いただいていることに感謝します」と、労(ねぎら)われた。
皇后陛下は、子供らが抱える心のトラウマについて、お尋ねになったという。
陛下は去る1日にも、都内の小中学校の校長らを御所に招かれて、
「敬意と労(いたわ)り」のお気持ちを伝えられている。
両陛下が子供らにお寄せになる、お優しいお気持ちのご発露だろう。
有難い。

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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