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徒然草気まま読み#115
「配所の月」
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今回扱うのは、第五段。
短いので、全文をご紹介。
深う愁(うれえ)に沈める人の、頭(かしら)おろしなど、ふつゝかに思ひとりたるにはあらで、有るか無きかに門さしこめて、待つこともなく明し暮らしたる、さるかたにあらまほし。
顯基(あきもと の)中納言のいひけん、「配所の月、罪なくて見ん事」、さも覚えぬべし。
こういう生き方こそ望ましい、
羨ましいと兼好法師が思う態度を語る。
中世の知識人たちにとって、
憧れの境地とされたという、
その生き方とは?
出家の身である兼好が、
深い悲しみをどう受け止めるのが
よいと見ていたのか。
小手先の対処などせず、
包み隠さずふるまう
兼好の生き方がよくわかって興味深い。