ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2021.4.14 06:46日々の出来事

30名の大宴会で感染しない理由

貫地谷しおりや後藤真希や山本耕史など、芸能界では
PCR検査を何度もするから、次々に陽性者が見つかって
いる。
ほとんど無症状か風邪の症状である。
若者が会食をして風邪っぽく熱が出て、PCR検査で
陽性反応になっている。会食だから当然、マスクをして
いない。

中には常にマスクをしていたのにPCR陽性が出て、
なぜどこで感染したのか分からないと首をひねっている
者もいる。
ウイルスをマスクで防御するなんて不可能である。
0・1㎛のウイルスが5㎛の飛沫に乗って飛べば、
マスクの網目10㎛~100㎛なんか軽々と通過してしまう。
その上、マスクの上下左右の空間からも飛沫は漏れて
いるのだ。

さて一方、「ゴー宣道場」の門下生は毎回、30人の
大宴会をマスクなしでやっているのに、誰も感染しない。
どう考えてもおかしい。
しかも門下生は道場の打ち合わせでしばしば5人6人と
集まって酒飲んでいるから、誰か感染してもいいはずなの
である。まるで「ゴー宣道場」だけスウェーデンである。
高森・笹の両名は師範のくせに0時まで会食していたの
だから呆れる。

これはやっぱりPCR検査を受けないからというだけの
理由に違いない。
受ければ誰かしら陽性反応が出るのである。
あるいは誰かは場外乱闘後に熱出したくせに、検査
など受けず、秘密のうちに軽症で回復している。
そういうことに違いない。
これだけ大人数の会食やっていて、感染しないなんて
奇跡になってしまう。

それから新潟でも数名の欠席者はいたのだが、わしが
体調悪い人、微熱ある人は来るなと呼びかけるから、
自分の良心で勇気ある欠席をしてくれた人がいたと思う。
そういう人たちのおかげで、完全健康体の者だけが
集まって、無事に「ゴー宣道場」を開催し、30名の者が
貸し切りバスでマスクなしで飲食店まで移動し、大宴会
をマスクなしで行うことができた。
大宴会に参加した者たちよ、勇気ある欠席者にも感謝
しておこう。
我々は不死身ではない!
感染してるのだよ!でもなんともないだけだ!

ひとつ注意しておく。笹さんとちぇぶは笑い声が爆発的に
大きすぎる。
あれじゃ飛沫を花火のように飛び散らしているようなものだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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