ゴー宣ネット道場

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泉美木蘭
2021.5.6 10:54

あいまいさが有害・人災になった「公共の福祉」

沖縄はもう梅雨入りだそうで。
昨年の今頃は本当に意味のない緊急事態宣言下でしたが、
今もまたなんの検証もなく、国会議員が批判することもなく、
意味のないどころか、有害な状態が続いています。

生活に苦しみ、死を選ぼうか迷う人、
健全な子ども時代を送らせてもらえない虐待状態で、
精神的に追い詰められている子ども、
暴力に苦しむ女性、
なんのために生きているのかわからなくなってしまった人、
大勢が、完全に人権侵害された状態に置かれ続けていると
思うのですが、
この状態のどこが「公共の福祉」なのかわかりません。

先日の「ゴー宣道場」では、横大道聡先生からのご指摘で、
「公共の福祉」という言葉のいい加減さについて、
つくづく考えるようになりました。

一年ほど前、
「データを見れば、すでにピークアウトしているのに
緊急事態宣言なんか意味がない、それなのに、
まるで合言葉のように『ステイホーム』でいいの?」
という内容の原稿を書いたことがあるのですが、
その時、
「しかし、公共の福祉の観点もあるのでこれは…」
という一言で否定された体験があります。

「『公共の福祉』って、大した被害ではないウイルスから
全員が身を守るために社会を停止させることなの?
そのために大損害が出て、罪のない人が追いつめられても?
しかも、データがあるのに??
データを上回る『公共の福祉』があるの?」

とものすごくモヤモヤしたのですが、
そのモヤモヤの原因のひとつは、
私自身が「公共の福祉」の定義を明確に説明できなかった
からでした。
おそらく、使ったほうも、「なんとなく」持ち出しただけで、
説明できなかったと思います。
当然のように使われているのに、あまりに意味があいまいで、
もはや有害、人災となっているこの言葉について、
改善していくための議論と思考を続けたいです。

そして、私も高森先生を特に愛しているわけではありませんが、
もっと勉強させていただきたいですし、
突如飛び出す「高森砲」をまだまだ楽しみたいので、
ワクチン接種はお引止めしました。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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