ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2021.7.25 16:36

オリンピックめっちゃ楽しい

スケボーの決勝戦を見ていたら、
いかにもNHKらしい進行をするアナウンサーに対して、
解説の男性が完全にいまどきの若者で、
「鬼ヤベエ!」「マジカッケー!」「パネエー!」

と連発してて、スケボーらしくて笑ってしまった。
みんな階段の手すりの上から落ちてひっくり返ったりするので、
ものすごくハラハラしながら見ていたんだけど、
途中で、柔道・阿部兄妹の予選がはじまってチャンネルを変えた。
そしたら、なんとその間に、スケボーの堀米雄斗がすごい技を
繰り出して金メダルをとっちゃってた! 見逃したー!
はー、忙しいわ、これ。
めっちゃ仕事たまっているのに!

昨日は、夕方涼しくなってから、チャリンコで
スタジアムの周囲をうろうろしてきた。
親子連れ、カップルで、スタジアムだけでも見に来たという
感じの人たちがいっぱい。

途中からでもいいから、観客入れればいいのに!!
特に子どもは優先して招待してあげてほしいよ!!

オリンピックミュージアムのほうへ向かっていくと、
人がすごくなってきたので、チャリンコを置いて
歩いて進む。
新宿区から港区~渋谷区にかけて、競技場周辺には
警察官がたくさん立っていたけど、
たまたま見た警察官の胸に「熊本県」と書いてあった。
なんだー。県と県をまたぐな、と言っておいて、
オリンピックのために全国から警察官集めてるんじゃん。

すると、前方にものすごい行列が。
なんだ、なんだ?

先頭のほうまで行ってみると、なんと・・・

五輪マークのオブジェのところで記念写真を撮りたい
という人達の行列だった。
写っているお父さん、もうはしゃいではしゃいで、
走り回っていた。
今頃、腰痛いんちゃうかな。

ここは、誰かが仕切ったり交通整理したりしてるわけでは
ないんだけど、みんな自主的に並んでいて、
眺めていると、どうやら、写真を撮り終えた人が、
次の人の写真を撮ってあげて、お互いに、
「すみません、すみません」と何度もお辞儀しあってから去る
という自主ルールができあがっているようだった。

こういうところは、日本人てすごいなと思うんだけど、
マスクしましょう、自粛しましょうと言われると、
ぴたっと言うこと聞いてしまうからなー。
でも、オリンピックに関しては、もはや盛り上がらずには
おられず、飛び出してきたという感じだ。

ところで、五輪開催に強硬に反対していたはずの
蓮舫議員が、スケボーの堀米雄斗が金メダルをとって、
とうとう「ワクワクしました!」とはしゃいだことを

ツイッターに書いていた。
それで、つっこまれたら、

「五輪で健闘された選手へのTweetに『反対してたのに』
と言う
反応がありますが、
選手への応援と政府の危機管理体制への姿勢は別です。

感染拡大の最中、今でもこの東京五輪強行の政府と東京都、
組織委員会、
IOCの判断には反対です。

菅総理には国民の命と暮らしを守るリスク管理ができていません」

だって。
分裂しすぎ、都合の良いところだけをつまんで、
堂々と屁理屈を組み立てすぎだよ。

結局、競技でアスリートたちの大活躍する姿に魅了されて
応援しているうちに、屁理屈なんか飛んで、
問答無用で血沸き肉躍っているじゃないの。
そこ! そこが人間が生きてるってとこなんだから。
素直に躍ればいいじゃない。

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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