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小林よしのり
2021.8.29 07:24日々の出来事

ワクチン先進国で、感染者激増!

日本でもワクチン2回接種後にコロナに感染して、
死亡する例が出始めた。当たり前のことだ。
ワクチンには「感染予防効果」も「発症予防効果」も
「重症化予防効果」もない。

死ぬ人は死ぬ。ワクチン未接種者と条件は同じ。
ひょっとしたらADE(ワクチンによる感染増強)が
起こる危険性もある。

世界を見ると、ワクチン接種を一番最初に大々的に
進めたイスラエルが、指数関数的に新規感染者が
増えている。
それからイギリス・アメリカ・フランスの順に感染者が
激増している。

今は夏で、免疫力が強い季節なのに、ワクチン接種の
先進国だけが感染者が激増する異常事態だ。
もちろん重症者も増えている。
ワクチンは重症化を防ぐなんて嘘っぱちだ。

イスラエルの指数関数的な感染増を見ると、とても
未接種者がいるからなんて言い訳は通用しない。
ワクチン2回接種したから感染者が増えるADEと
しか思えない。
イスラエルでは3回目の接種を必死で政府が呼びかけ、
すでに3回目の接種が始まっているが、感染増強を
さらに補強するだけではないか?

アメリカはすでにデルタ変異ウイルス用のワクチン
開発が進んでいる。
自分の国民にはデルタ対応のワクチンを打つつもり
だろう。

だが、コロナウイルスの変異は2週間に1度の頻度
で起こっているので、特異的にターゲットを設定する
ワクチンに効果がある期間は限られているだろう。
変異を限りなく後追いするワクチンの開発を進めて
いくつもりなのか?全く無意味だ。

生まれながらに人間が持っている自然免疫は、
ウイルスの変異にも対応できる。
わしは外出して人に会い、なるべく少量の曝露をして、
少々の感染もして、そのたび自然免疫の発動訓練を
している。

去年の1回目の感染では自然免疫を突破された
ので、獲得免疫の発動となり、1週間程度で回復した。
今年の2回目の感染では、自然免疫でたった1日で
回復した。
ワクチンよりも、免疫の軍事訓練をして、有事に備えた
方が得だ。

ワクチンは中和抗体より感染増強の悪玉抗体が勝つ
リスクがあって、自前の免疫系のバランスを崩す。
日本での現在のワクチン爆打ちブームの結果は、
イスラエルに遅れて、秋ごろから見えてくるだろう。
ちょうど人間の免疫力が落ちてくるころだ。
またしても感染者激増となって、コロナ禍は終わらなく
なってしまうのではないか?

老人に負けない若者のワクチン接種への情熱を見て
いると、これから副反応の犠牲者が増えて、しかも
感染は止められないという最悪の結果になるかもしれ
ない。
まったく憂鬱なことだ。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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