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高森明勅
2021.9.13 09:00政治

河野太郎衆院議員は「皇室への認識の甘さを露呈した」のか?

河野太郎衆院議員は「皇室への認識の甘さを露呈した」のか?

産経新聞(9月10日付)にこんな記事があった。

「河野(太郎)氏は8日…記者団に皇室観について
『125代男系で続いているのが、日本の天皇の1つのあり方だ』と語った。
…ただ、天皇陛下は第126代で、皇室への認識の甘さを露呈したとの指摘もある」

「1つのあり方」とは、なかなか巧妙な言い方だ。

それにしても、誰が河野氏の「皇室への認識の甘さ」を「指摘」したのか。
今の天皇陛下は(歴史学での議論はともかく)皇統譜上、第126代。
初代とされる神武天皇“から”(皇統譜の書式上、全て父親を先に記しているので)
男系で受け継いだ代数を数えると、当然ながら神武天皇ご自身は
“含まれない”ので、その1代を差し引いて125代(!)になる。

一体、どちらの「認識」が「甘い」のか
(この記事を書いた記者も、その点に気付いていないようだ)。

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高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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