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笹幸恵
2021.10.8 16:44皇室

眞子さま報道『週刊新潮』『週刊文春』比較

昨日発売の「週刊新潮」と「週刊文春」、
眞子さまのご結婚報道について、
あらためて雑誌で記事を読み比べてみた。

◆週刊文春
「眞子さま『自由も人権もない』”苦悩と強情”20年」
メインの記事で眞子さまの半生を振り返り、
小室圭さんの経歴への疑問を提示する内容。
煽るような表現がないわけではないが、
非常に抑制的との印象を受けた。
こうしたことまで「書くな」と言うべきではない。
続いて、ジャーナリスト友納尚子さんの
「天皇は眞子さま『朝見の儀』を望んでいた」
という記事。友納さんならではの距離感のある文章。


◆「週刊新潮」
「誰が眞子さまを壊したか『PTSD』で言論封殺の全内幕」
ネットで一部は読んでいたけれど、まぁヒドイ。
誰が眞子さまを・・・って、なんだその責任転嫁は。
結局は小室さんが悪者という図式だ。
目を疑ったのがココ。

今回のご結婚をひたすら案じてこられたのが
上皇后美智子さまである。18年2月、お二人の
婚約が延期された後には、初孫の将来について、
〈時に委ねるのが一番よろしいと思います。
時が、さまざまな問題を解決してくれることがあるのです〉と、
きわめて含蓄に富んだお言葉を口にされていた。
小室さんが遠く離れたニューヨークに赴き、
会えない時間が続けば気持ちは冷めるかもしれない――。
が、その願いも空しく・・・
(以下、小室さんとスカイプで連絡を取り合っていたから
眞子さまがマインドコントロールされた、という内容)

マインドコントロールも噴飯ものだが、
「時に委ねる」=気持ちが覚める、
と受け取るのは曲解でしょう。
「テニスコートの恋」を成就された美智子さまが、
頭ごなしに反対されるか?
美智子さまが失語症になるまでバッシングに
さらされてきたことを思えば、
「離れていれば気持ちが覚める」などという意味ではなく、
「いつか国民も理解してくれるときが来る」
「いつか誤解が溶ける日が来る」
「いつかはバッシングもおさまる」
といった意味に取るのが普通の感性ではないか。

また、メイン記事に続くさまざまな「識者」からの
寄稿も、まあよくここまで世論に迎合して
貶められるね、というものがほとんど。
一番ひどいのがコラムニストの辛酸なめ子氏。
「『目を覚まして』との思いが『誹謗』とされる『無力感』」
というタイトル。
もうこのタイトルだけで「余計なお世話だ」と
言いたくなる。
以下、記事の要旨。

①私たちの「声」が眞子さまに届かなかったのは悲しい
(冒頭で被害者の立ち位置をがっちりキープ)
②これまで皇族は真っ向から反論されなかった。
だから眞子さまもそうしておけば、国民はここまで怒らなかった。
(眞子さまの思慮不足だと言いたいらしい)
③ゆえに国民との距離が出来た。私も無力感を覚え、
心身が不調になった。
(眞子さまのせいにして、再び自分が被害者に)
④小室さんが悪いでしょ、国民が心配するのは当たり前でしょ。
(居直り)
⑤今後、国民が天皇や皇族を奉ずることが難しくなるのではないか。
(脅し)

驚くほどの「上から目線」で、ご本人はその思いあがりに
全く気付いていないようだ。
国民はあなた方を崇め奉ってやっているんですよ、という
基本スタンスがなければ、こんな文章にはならない。
そのくせ、「私はあなたのことを心配しているの、
あなたのことが心配で心身に変調をきたすのよ」って、
恋人にすがる、こじらせ女子か?

週刊文春、コロナに関しては完全に恐怖症になっていて、
ワクチン賛美でどうしようもない。
一方の週刊新潮は、コロナに関してはじつにマトモで、
ワクチン・ファシズムに対してもひとり気を吐く勢いだった。
なのに、皇室のことになるや、なぜこんな陳腐になるのだろう。



笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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