ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2021.10.21 01:38メディア

180度異なる「FRIDAY」と「デイリー新潮」

18日に小室圭さんが秋篠宮家に挨拶に行かれたことについて、
真逆の記事がネットに載っている。

ひとつはコチラ

《FRIDAY》

眞子さまと小室圭さん「3年ぶりの再会」は静かな涙に包まれていた

https://news.yahoo.co.jp/articles/87da46e0631a05977d43b627be6ff42220fa1785

宮内庁関係者が語る。
「玉砂利を踏みしめる小室さんの足音を聞いて、
眞子さまは涙ぐんでいました。
小室さんを迎えた眞子さまは、小室さんに向かい一礼。
小室さんは深々と頭を下げました。静かな再会でした」

そして笑顔で部屋に現れた秋篠宮さまは、小室さんに対し、
3年間のNYでの頑張りを労われたという。

ところが・・・・
同じことを報じているはずなのに
全くニュアンスが異なるのがデイリー新潮だ。

《デイリー新潮》

秋篠宮さま、小室圭さんとの面談はわずか30分 交わされた会話の中身は

https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10201132/?all=1

秋篠宮家の事情を知る関係者が登場する。
「(面会は)せいぜい30分程度」
「(両殿下は)御仮寓所へと戻ってしまわれ…」
まるで秋篠宮さまが小室さんを嫌って、
避けているかのような口ぶり。
さらにこの関係者、
「眞子さまに対して『父親としてはともかく、
皇嗣として結婚は認めない』というのが殿下のご心中」
とも語っている。
皇嗣として認めない???
いったいどういう意味?
眞子さまは結婚して民間人になられるのだから関係
がないはずだけど。

新潮は、小室さん憎しが止まらない。
何をどのように取り上げるか、コメントをどのようなニュアンスにするか、
それによって同じ出来事でも印象が大きく異なる。
両者はものすごく良い例だ。

しかし好意的に書かれているFRIDAYの記事の
コメント欄には、罵詈雑言が量産されている。

「美談に仕立てあげるのか!?」
「呆れてモノも言えない」
「涙ぐんだ? だから何!?」
「泣きたいのは国民のほう」
「都合のいいように忖度記事を書く」
「胸糞悪い」
「しらける」
「吐き気がする」
「秋篠宮の失態だ」
「皇室も宮内庁もいらない」

「まるで見てきたように書いてある、嘘くさい」
「こんなこと近くにいる人でないと知り得ない、
その人がリークしたのなら、そっちのほうが問題」
という意見もあった。
まるで見てきたかのよう・・・。
それは、確かにそうだ。
これだけの具体的な内容を創作するのは簡単ではない。
FRIDAYの記事も多少なりとも演出が加わっているだろう。
だけど、なぜか私は妙に納得してしまう。

劇的な、待ちに待った瞬間というのは、
思い描いていたものよりもずっと、
いや拍子抜けするほどに静かだったりする。

その圧倒的なリアリティが、FRIDAYの記事にはある。

それを読み取る力のない人が、あまりに多すぎるのだ。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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