ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2021.12.6 11:27ゴー宣道場

今年最後の道場、お疲れ様でした。

昨日の道場、お疲れ様でした!
「日本人大劣化現象」をテーマに、
皇室やコロナワクチン、政治の現状に至るまで
幅広い議論が行われた。
全く暗いテーマだったにもかかわらず、
最後は明るく前を向けるような締め括りに
なったと思う。師範方の自画自賛の賜物(?)か。

何より倉持師範の基調講演が良かった。
さまざまなデータを用いて分析してみせる手腕はさすが。
今の働き盛りの世代は非常に生きづらさを抱えつつ
権威主義的で、共同体は消滅しているはずなのに
「世間体」だけが残る今の日本の状況を明らかにしてみせた。
また、リベラルな考え方の行き着いた先がじつに殺伐とした
無理ゲー社会を生み出したことも、倉持師範ならではの
視点だと思う。

戦前だって、日本人は「お上に従う」という人が大多数だった。
何となく長いものに巻かれるし、大多数が賛成することに
異を唱えないし、何より空気が支配する。
私は少し前、20年来の友人から連絡がきて、なぜか
「ワクチンは打ったの」と聞かれ、「打つもんか」と
返信したら「非国民だな」と返ってきた。
半分冗談なのだけど、そういう発想が無意識のうちに
あるということが、いかにも「日本人」らしい。
「個」が弱いことが、何もかもダメというわけではないけれど、
せめてそれがもたらす弊害を自覚して、
自分でバランスを取ろうという意識は必要だろう。
そこからしか始まらない。

道場開催前には隊長会議があった。
皆がそれぞれの思いを抱えて集まったが、
さすが各隊長、大人の対応で、
来年以降の運営について一定の合意を得ることが
できたのではないかと思う。
皆の顔を見ながら、道場は生き物だと
つくづく思った。変わらずに変わり続ける。
そこに醍醐味がある。
一歩引いてみれば、試行錯誤しながら進む自分の
姿も見えてくる。それを「楽しい」と感じてくれればいいな。

さて、忘年会はビールの美味しいイタリア~ン。
いろんな種類のビールが選び放題で、
乾杯前から練習と称してメニューの上から順番に頼む人、
王道から攻める人、さまざまで面白かった。
私はもっぱら食べる専門。
皆様のおかげで忘れずに撮影したぞ。
コラージュの仕方も覚えたぞッ。
彩りとバランスの良い、しゃれた料理の数々、
パスタが細めの麺&トマトソースで私好み、美味しかった~。



1杯のビールで酔っぱらって、小林先生に抱きつき、
からだ中をまさぐる隊長(♀)が出現。
天地がひっくり返っても私にはマネできん・・・。
ある意味、ちぇぶさんよりキョーレツな存在。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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テーマ: ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」

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