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笹幸恵
2021.12.22 00:26皇室

あまりに品のない谷本真由美×飯山陽対談 『WiLL』2022年1月号

『WiLL』2022年1月号「小室夫妻ーNYセレブ逃避行」の
第三弾は、谷本真由美と飯山陽の対談。
谷本はイギリス在住の情報通信コンサルタント、
飯山はイスラム思想研究者という肩書。
「小室夫妻が抱く”反日”の怨念」というタイトルからして
噴飯モノだが、対談の半分は小室夫妻について
愚にもつかない会話を延々と続けている。

冒頭、なぜ小室さんがニューヨークで働くのか
という話では、
谷本が「アメリカへの憧れ、都会への羨望、
それが小室親子の原動力」と決めつけている。
理由は、「私も神奈川県生まれだから」「あの親子の考えることは手に取るようにわかる」だって。
なんだそりゃ。
私も神奈川県生まれだが、そんなことだけで
何かを断じるようなことなどあり得ない。
要するに「私のほうが何でもわかっているのよ」と
言いたいのだろう。不遜さが際立っている。

この後、国内外のメディアのバッシング批判については、
自らのイデオロギーを主張しているだの、
負のレッテルを張ろうとしているだの、
自分たちに非がないことをキャンキャン吠えるのみ。

そして小室夫妻のアメリカでの交友関係を
心配してみせている。
飯山「セレブたちに囲まれるんでしょうね」
谷本「ユニクロを着て、コンビニ弁当を食べて、
軽自動車に乗って・・・みたいな生活じゃ
格好がつかない。セレブの一員としてそれなりの
生活を送れば、一億円以上の貯金がすぐに
底をつくはずです」

谷本「懸念すべきは、高額なキャラに目が眩んだ
小室さんが『男性版メーガン』と化すこと」
飯山「小室さんもドキュメンタリー番組で
『日本国民と皇室は私たちの愛を引き裂こうとした』
なんて言い出しかねない」

意地の悪い小姑の低レベルの会話、
としか言いようがない。
とくに谷本、うわべだけ着飾っておけば
セレブだとでも思っているその薄っぺらな価値観、
自ら「品がありません」と言っているようなもの。
イギリス在住だというだけで日本国民を見下すかのような、
コンプレックスの裏返しも痛々しい。

同郷の同世代のよしみで言っておこう。

「お気の毒に」
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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