ゴー宣DOJO

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小林よしのり
2022.8.21 19:25日々の出来事

公安は旧統一協会を監視対象に戻すべきである

現在、統一協会の報道を「ヒステリー」とか「魔女狩り」
とか言って、鎮めようとしている連中は、大概、統一協会
と利害関係のある奴が多い。

産経新聞しかり、HANADAしかり、統一協会の読者を多く
抱えていたり、勝共連合の執筆者がいたり、ずぶずぶの
関係なのだ。

さっそく統一協会が、産経抄に出てきた「魔女狩り」と
いう言葉を利用しだした。

そして「安倍マンセー」の自称保守論客やネトウヨ、
そして三浦・古市ら小リベラルの者たちが、マスコミの
沈静化を望んで、統一協会を見逃がす側についている。

憲法が「信教の自由」を保障していても、「カルトの
自由」まで保障してはいまい。

宗教とカルトは違う。
新興宗教は大概カルトじみた狂気から出発するが、
やがて市民社会との軋轢を回避して、市民社会側の
ルールの中に着地する。
それが出来なければ、犯罪に結びつく。

30年間のマスコミの沈黙は、なにしろ公安警察が
監視対象から外していたという恐るべき事実が
あるからなのだということを知った。
わしはすっかり公安が監視しているから、悪さが
できなくなっているのだろうと思い込んでいた。

オウム信者が世間のバッシングを受けて傷つくのは
良くないと言って、報道を自粛する者などいない。
統一協会だと、気持ちの悪いほどに「優等生」の
理屈を持ち出して、被害者の地獄を一顧だにしない。

カルト団体や反社会団体は、名称変更を認めては
ならないし、公安の監視対象から外してはならない。
こんな当たり前のことが、なぜ自称保守派までが
分からなくなったのか?
やはり「自称」でしかなく、「エセ」だったという
ことだろう。

それにしても「反天皇・反日自虐のカルト集団」を
国家権力の中枢まで招いてしまったということが、
いかに日本人が平和ボケのお花畑だったかという
証拠であると反省しろ!

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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