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笹幸恵
2022.8.24 12:16メディア

論破祭り【4】櫻井よしこ、安倍擁護のための論点ずらし。

週刊新潮8/25号では、自民党政調会長の萩生田光一と
統一教会の「ズブズブの関係」について
トップ記事で報じている。
週刊新潮、皇室バッシングでは目も当てられない
ひどい記事を書くが、統一教会関係では
ビシバシと突っ込んでいる。いいぞ、いいぞ。

ところが、読み進めていて目を疑った。
新潮では、櫻井よしこが「日本ルネッサンス」という
連載をずっと持っている。
ここで、「安倍総理と統一教会、報道への違和感」として、
統一教会について報じるメディアの姿勢を批判しているのだ。

この論点ずらしがあまりにひどい!!!

なんと櫻井は、安倍政権が2018年に消費者契約法を改正、
消費者が「霊感商法」のような詐欺商法にひっかかって
多額のお金を奪われたとき、お金を取り戻せるようにする
改正を行ったという、この1点をもって、
安倍と統一教会は「ズブズブの関係」ではない、
むしろ「真実は正反対」だと断言している。

「安倍政権が統一教会と親密な関係にあるとしたら、
法改正はなかった」
「安倍政権が統一教会の霊感商法取締を厳しくしたことを
メディアは殆ど報じない」

ここが巧妙な論点ずらし。
消費者契約法は、櫻井も書いているとおり、
「不当な勧誘による契約の取消しと
不当な契約条項の無効等を規定」している。
が、これは消費者の救済であって、
霊感商法を行う団体の取り締まりの強化ではない。
まるで安倍政権が統一教会を
厳しく取り締まったかのような書き方をするのは、
完全なるミスリードだ。
わざとやっているのだとしたら、極めて悪質。

このほか、次のように続く。
「岸信介が国際勝共連合と関わりを持っていたのは
当時共産党の脅威があったから」

→だからメディアの報道は不当だと言いたいのかも
しれないが、しかし過去の共産党の脅威をもって
現在の統一協会との関係を正当化できないと
皆が思っているんでしょうが。
それがわからないらしい。

「福田赳夫も関係あるのに、岸・安倍だけ
報じるのはフェアではない」

→福田赳夫も、福田達夫の「何が問題かわらない」
発言も、しっかり報じられていますからご安心を。

ことほどさように、何の説得力もない、
単なる安倍マンセー派の恨み節を滔々と述べ、
あげくに、
「憎むべき殺人を犯した山上の罪を追及すべし」
「統一教会追及に焦点が移り、一番の被害者である
安倍氏の名誉が不当に傷つけられている」
「本末転倒の報道だ」
と書き連ねる。

こんな関係があった、あんな関係があったと
報じることのどこが「不当」なのか。
ほとんど言いがかりの域である。

のけぞったのが、最後の締め。

「政治と宗教の問題は全体像をおさえた
報道が必要だ。同時に山上の犯罪は本当に
単独犯だったのか。安倍氏殺害事件の真実こそ、
知りたい」

本当に単独犯だったのか!?
「安倍マンセー派=男系原理主義者=統一教会ズブズブ」は、
どうも「山上の背後に何か組織がある!!!」と
思い込んでいるようだ。
何か巨大な、得体の知れない組織が!!!

発想がカルト的で、全然ついていけないよ。

それよりあなた、統一教会の霊感商法を
「絶対に許してはいけない」などと書いているけど、
統一教会系の新聞「世界日報」の会員組織
「世日クラブ」で講演しているじゃないの。
だんまりを決め込むその姿勢にこそ、
私は違和感を覚える。
ジャーナリストなら、そんな我が身を追及せい。

その櫻井、動画でせっせと萩生田を擁護している。
文字起こしはこちら。
「愛子天皇への道」↓
【論破祭り】<文字起こし>櫻井よしこ×萩生田光一(他2名)対談動画(ショート版)
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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