ゴー宣DOJO

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倉持麟太郎
2022.10.24 21:29

【最後は”人間を信じたい”と思えた哲学な夜×井上達夫@クソすば】

東大名誉教授で法哲学者の井上達夫先生と、ウクライナ戦争を題材に、最後はリベラルな「個人」の話題まで、90分スペシャルが120分でした(笑)
当初、井上:9、倉持:1になると言われていましたが、あけてみたら井上:97、倉持:3でした(爆)
ウクライナ戦争について、戦争の原因や終わらせ方、日本への示唆をファクトベースで分析する「眼」は冴えわたってましたが、何より法哲学者がこの戦争を語る意義についてがやはり唸りましたね。
「西側も悪いことしてきたんだからロシアの悪を責められないじゃん」という言説に潜む罠。結局はそれって相手の悪を正当化することによって自己の悪も正当化してしまっているという「悪のなれ合い」になっているという「二悪二正論」
「いやいやどっちも悪いから」というどちら悪も裁く普遍的規範にコミットしてないとあかん。
ここに法哲学者の真骨頂をみました。
リベラリズムの本懐についても、「私たちが弱い人間だからこそ、黙っちゃダメ。間違ってたら教えてくださいと言えばいい、直せばいい、一緒に議論すればいい、だって皆当事者で、他に責任転嫁できないから、間違えを是正していく責任も引き受けよう」
「エリートや専門家がきめるんじゃない、間違えたり愚かな選択をするなもしれない私たちが決めるんだ。」
間違ってたら直そう、議論しよう。
そこにつねに開かれてる人間でいよう
学生時代憧れていた先生とこんな風に配信できて幸せだったですね、
配信後、「先生、次はガッツリリベラリズムについて、1000本ノックみたいな配信しましょう」と言ったら「いや、キャッチボールにしようぜ」と返してくださいました。
今度は倉持7:井上:3の意気込みでいつかやりたいと思います。
先生、ありがとうございました。いつまでもかっこよくお元気で、そして怒っていてください。
そして、よしりん先生もご覧いただいてありがとうございます<(_ _)>きっとこの内容なら!と気合入れました。
ウクライナ戦争とは何たるか、そして怒れる法哲学者の語りを、アーカイブで是非
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倉持麟太郎

慶応義塾⼤学法学部卒業、 中央⼤学法科⼤学院修了 2012年弁護⼠登録 (第⼆東京弁護⼠会)
日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事。東京MX「モーニングクロ ス」レギュラーコメンテーター、。2015年衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考⼈として意⾒陳述、同年World forum for Democracy (欧州評議会主催)にてSpeakerとして参加。2017年度アメリカ国務省International Visitor Leadership Program(IVLP)招聘、朝日新聞言論サイトWEBRONZAレギュラー執筆等、幅広く活動中。

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