ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2023.1.8 01:30

私のコートを着て帰ろうとしたのは誰ですかー!

新年最初の「オドレら正気か?」は、
笹さんが参加してくれて、コロナから皇室まで、
いつもよりにぎやかな感じがした。
はじまる直前まで、小林先生が完全老人モードだったので、
私は強気でワチャワチャやろうかなと思ったけど、
脱線させすぎて、バランスとれてたのかどうかよくわからない。
笹さんが、要所で話をきちっと本題に戻してくれたので、
すごく助かった。ありがとうございました!

生放送終了後、さあ帰ろうとなって、
バッグに荷物をしまい、コートを着ようとしたら、
コート掛けに吊るしていたはずの私の黒いダウンコートが
なくなっていた。
あれ? 掛けずに丸めて椅子の下にでも置いたかな。
え? ブーツを脱ぐときに玄関にでも置いてきたのかな。
右往左往さがしたけど、見つからない。
えーっ。あのう、私のコート、どこー?

よしりん企画に到着してからの自分の短期記憶を必死で
たぐりつつ、自分の歩いたはずの経路を、すわ~っと
目で追っていくと、そこには・・・

 

 

私のコートをちゃっかり着込んで、
完全に帰る準備が仕上がってる小林先生が、
笹さんと楽しそうに談笑していた。

 


ガチか。ガチなのか。
新年早々、初白昼夢を見てしまったのか。夜だけど。
あまりにナチュラルに、あまりに堂々と、
あまりに疑いの余地なく、しっかりと両腕を通し切り、
ひょい、とそこに立つそのお姿は、
レディースなのに、ますらおぶり。
ウエストがちょっとくびれて、たおやめぶり。
いや、完全に完成された「自分のコートぶり」

どない?

いやね、ブログで読んで想像していた以上に、
先生は運動不足で足腰が弱ってしまっている様子で、
車の乗り降りや歩き方がずいぶんフラフラしていたんよね。
だから、あんまり自信満々に失礼なことばかり言ってないで、
もっと労わる気持ちを持たなきゃいけないなあ、
と思い直していたところだったんですよ。
「あら、先生のお上着は、こちらですよ」
なんて、やわらかにお声がけ・・・できないってええええ!

はあ。
いやもう、ほんと、笑いすぎて腹筋引きつれてキツかった。

フォローしておきますと、小林先生は、
仕事、表現活動に心身すべてのエネルギーを注いでおられるために、
誰の服着てるかとか、誰の靴履いてるかとか、
誰のカバン持ってるかとか、そんなちっぽけなことには、
まったく注意を注ぐ余裕がないのです。
そうです。
当たり前です。
そこに着て帰れそうなコートがあったのだから。

しかし、2023年いちばんの笑撃砲を、いきなり新年7日目で
かまされるとは……このエンタメの幕開け、末恐ろしいですよ。
めっちゃくちゃすごい年になるんじゃない? 予感の塊だわ。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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テーマ: ゴー宣DOJO in名古屋「人権カルトと日本人論」

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