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高森明勅
2023.1.23 08:00皇室

皇后陛下「ときには悲しみの時も経ながら」皇室での歳月

今年の歌会始における皇后陛下の御歌(みうた)は、
宮内庁の解説にもあるように、皇后陛下の昨年の
お誕生日に際しての「ご感想」を踏まえて拝すべき内容だ。

「今回、50代最後の誕生日を迎えるに当たり振り返ってみますと、
私が、当時の皇太子殿下との結婚により皇室に入りましたのが
平成5年6月9日、ちょうど29歳半の時でした。
本日の誕生日で、その時からちょうど29年半になります。
いつの間にか人生のちょうど半分ほどを皇室で
過ごしてきたことに感慨を覚えております。

これまでの人生を思い返してみますると、
29歳半までの前半にも、また、皇室に入りましてからの後半にも、
本当に様々なことがあり、たくさんの喜びの時とともに、
ときには悲しみの時も経ながら歩んできたことを感じます。
そして、上皇上皇后両陛下のお導きをいただきながら、
どのようなときにも、天皇陛下を始め、多くの方々に
私の歩みの一歩一歩を支え、見守っていただいてきたことを思い、
心から感謝したいと思います」

「ときには悲しみの時も経ながら」という、
抑制的な表現の中にもお辛かったご経験が滲むような
おことばに触れると、国民として申し訳なく、
慚愧の念に堪えない。

顧みると、皇后陛下が皇室で過ごされた歳月の多くは、
心ない週刊誌などの執拗なバッシングによって、
「暗い井戸の中にいたような」日々だったに違いない。

謹んで御歌を掲げさせて戴く。

皇室に
君と歩みし
半生を
見守りくれし
親しき友ら

この御歌に込められた「親しき友ら」への
感謝の深さは、そのままかの日々の苛酷さを示しているだろう…。

追記

1月18日YouTube公開の倉持麟太郎弁護士
「人権後進国ニッポンを新たな訴訟で問う~子ども、障害、そして家族」
(「このクソ素晴らしき世界」76回)は、「医療保護入院」という名の
合法的な“人捨て”制度を告発していて衝撃的。
必見の動画だ。
https://youtu.be/iaaFJqkCrgg

 

【高森明勅公式サイト】
https://www.a-takamori.com/

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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