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泉美木蘭
2023.1.30 20:54

「かさじぞう」すごい。

夕食後に「よしりん御伽草子」を開いて、
「かさじぞう」を読んだら、

笠地蔵たちが感動して泣くたびに、
超絶大爆笑してしまい、
咳が止まらなくなり、
しまいに喘息発作に見舞われて、
息ができなくなってヒジョーに危なかった。
「もう、いても立ってもいられない」って、
宇宙レベルのギャグだと思う!
面白すぎるよ。勘弁してよおー。

それでいて、最後まで読むと、これはいい話だなあと
しみじみ思えてきて、「大事に読み終えよう」という
気持ちになった。
なんだかんだと自分のパートナーにガミガミ言ったり、
鬱屈した感情を根に持ったりして、条件つけたり、
損得勘定だけで判断したりするような人が
多い世の中で、
こんなにも豊かな心のままで生きていられる夫婦は、
たしかに「人間じゃないーっ!」のかも……。
そして、その夫婦にも、どこかの誰かが……というのが、
また感動。

すごいなー。
「ももたろさん」は、私にとっては、
快楽地獄というおぞましい呪いの香りを愉快に
怖がらせてくれる、江戸川乱歩を思わせるような
ぞわぞわ来る人間奇譚だったけど、
「かさじぞう」は、爆笑させられながら、
不思議ななつかしさのある、

それでいてこのお話を感じられるのは、
自分が世の中に揉まれたからだろうなあと思える
味わいのある物語だった。

・・・トカ、しっとりまとめた後に、
もう1回「かさじぞう」のページをめくっても、
お地蔵さんたちの号泣顔のところで、
またもや超絶大爆笑してしまって、
喘息発作誘発させられるんだから、参ったわ!

 

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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