ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2023.3.12 20:39

奈良ゴー宣道場、お疲れさまでした。「週刊新潮」比較表。

「奈良ゴー宣道場」お疲れさまでした。
あたたかい陽気に、新築の木の香り漂う大きな会場で、
良い議論ができるよう万全の体制で設営してくださって、
ありがとうございました。

ひとつ、皇族になってもいいという男系男子なんかいない、
ふたつ、皇族は誰も養子なんか欲しくない、
みっつ、旧宮家系を皇族にするなんて、「門地による差別」
にあたり、憲法違反で一発アウト

現実にも憲法上も完全に詰んでるはずの男系固執派が、
断末魔の“デマ”を飛ばしている状況で、
「『男系の血』なんて、なにみっともないこと言ってんだ」と
指さされながら崩壊していくのも間もなくというところに
来ているのだと思うのですが、
週刊誌記事は、いかにも信ぴょう性があるように書かれていて、
一般的にはデマとはわからないので、今後も出現するたび、
ガッツリ否定していくべきですね。
皇族方にまつわるデマこそ、「ファクトチェック」が機能して
ほしい。

『週刊新潮』2023年3月16日号「愛子さま 御所でお見合い⁉︎」と、
一年前に同誌が特集していた、

『週刊新潮』2022年2月3日号「皇籍復帰の最筆頭「賀陽家」とは?」
とを比べたものを載せておきます。

ノー取材で、雑すぎるリライト記事で済ませているのが一目瞭然!
どんだけ雑なデマを撒いてるのでしょーか?


〇「皇室ジャーナリスト」なのに匿名の人物の発言

『週刊新潮』2023年3月16日号
「旧11宮家の中で独身の若い男系男子を有するのは賀陽家、久邇家、
東久邇家、竹田家の4家で、計10人ほどとみられます」

『週刊新潮』2022年2月3日号
「11宮家のうち、現時点で独身の若い男系男子がいるのは賀陽家、
久邇家、東久邇家、竹田家の4家。あわせて10人は下らないといいます」

******

『週刊新潮』2023年3月16日号
「そのうち賀陽家には、現在の皇室に最も近い20代の男系男子が
二人いるのです」


『週刊新潮』2022年2月3日号
「4家のうち、現在の皇室に最も近い男系男子を擁するのは、
賀陽家なのです」



〇賀陽家親族の談話

『週刊新潮』2023年3月16日号
兄弟と対面したことのある賀陽家の親族によれば、

「二人とも見栄えがよく、身のこなしもきちんとしています。
ちょうど年も釣り合うので、将来もし愛子さまのお相手になるような
ことがあっても恥ずかしくないのではと思います」

『週刊新潮』2022年2月3日号
この兄弟と対面したことのある賀陽家の縁戚も、

「きちんとして見栄えもする坊ちゃんたちです。
二人とも、もし皇室に入って愛子さまのお婿さんになるようなことが
あっても、決して恥ずかしくない振る舞いが身に付いています」
などと、気の早いことを口にする。


〇地の文が談話に、談話が地の文に・・・

『週刊新潮』2023年3月16日号
当主の正憲氏は、学習院大学法学部を卒業後メーカーに勤務し、
英国へ留学。帰国後は大手信託銀行を経て、2000年に宮内庁に転職した。
式部職に籍を置いたのち外務省に出向し、在デンマーク大使館一等書記官
などを経て、現在は同省の儀典官室に勤務している。
「87年には、東宮御所(当時)で陛下と雅子皇后が密かにお会いになった
際にも同席し、『取り持ち役』を務めています。
つまり、“最も近しいご学友”と言っても差し支えありません」
(皇室ジャーナリスト)

 

『週刊新潮』2022年2月3日号
学習院初等科から天皇陛下のご学友で、87年に陛下と雅子皇后が東宮御所
(当時)でお会いになった時には「取り持ち役」も務めているのだ。
前出のジャーナリストによれば正憲氏は、
「学習院大学法学部卒業後はメーカー勤務を経て英国に留学。
帰国後は大手信託銀行に職を得たのち、宮内庁に転職しました。そのまま
外務省に出向し、在デンマーク大使館1等書記官などを経て、現在も同省の
儀典官室に職員として勤務しています」


〇賀陽家当主の発言

『週刊新潮』2023年3月16日号
正憲氏ご自身も『自分の家が皇室に復帰する可能性があるという
ことを肝に銘じて過ごしてきた』などと、周囲に漏らしているのです」
(八木秀次教授)

『週刊新潮』2011年12月15日号
「賀陽家は、皇女をお迎えしておらず、また、既に当主なく、
私も菊栄親睦会のメンバーではありません。縁談などとは、
立場が違いすぎ、恐れ多いことです。
息子たちはPSPで遊ぶ、普通の男の子です。皇室様へのお婿入り
など考えること自体、失礼と思います」(賀陽正憲氏)

 

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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