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笹幸恵
2023.8.12 13:03皇室

何という不作為!

遅ればせながら、私も『文藝春秋』9月号
「佳子さまからの警告」を読んだ。

「初めて祝ってもらいました・・・・・・」と
NYへ向かう機内で眞子さんが流した涙、
「今さら言われても遅い」という秋篠宮様のひと言、
佳子さまの「一生ここから抜け出せないのではないか」
という大きな恐怖心、
「鬱的な恐々に陥っていない方は、一人もいない」
という宮内庁幹部の言葉。

あああ、なんという不作為!!
危機感をもっているつもりでも、
全然足らない!
「もし自分が同じ立場だったらどうか」
眞子さんが結婚を通して訴えたかった問題意識が突き刺さる。

読み進めていくうちに猛烈に腹が立ったのは、
男系固執主義者の存在だ。
あらためて腹立たしい。
皇室関係者などと匿名で、旧宮家の復活や
旧宮家系男系男子と女性皇族との結婚をほのめかし、
皇族方の人生を人為的かつ設計主義的に左右しようとする
八木秀次の何と悪辣なことか。
女性・女系天皇の誕生を「うんこの入った味噌汁」などと
吠え立てる竹田恒泰の何と下劣なことか。

いや、彼らばかりではない。
自分のルサンチマンのはけ口を
秋篠宮家バッシングに向ける国民の何と卑怯なことか。
無関心を決め込む国会議員の何と不勉強なことか。
空気のように「あるのが当たり前」で、
与えられた環境を誰が支えているのか、
どんな制度で成り立っているのか、
顧みることすらしない国民の何と無知なことか。

何という劣化!
何という堕落!
ここには当然、自分も含まれる。
ああ、何という不作為!


天皇を戴く制度、皇族の人権、
自分が同じ立場だったらどうか。
考えろ!
考えろ!!
考えろ!!!
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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