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ちぇぶ
2023.8.29 12:16

SPA!編集部はどれだけ適当なのでしょうか

『愛子天皇への道』より、

長年、校正と校閲の仕事をしている公論戦士の投稿を紹介します。

・・・・・

酷い酷いと評判(?)なので、私もリンク先から読んでみましたが、期待に違わぬ酷さでした。ただ皇室関連の知識を並べ立てるだけで、一文一文に繋がりがないので、読み進めていても論旨が何なのか分からず、非常にストレスが溜まる悪文ですね。

 

そもそも「神武天皇の伝説から現代まで、皇女と皇族は違う。」って文章は何?「ほぼ伝説とも言える神武天皇の時代から現代に至るまで」とでもしなければ意味が通じませんよね。本当にいちいち分かりにくい。
大体、「皇女と皇族は違う」ってどういう意味なの?皇女は皇族じゃないの?何で?

 

>現在の皇太后陛下、皇后陛下、皇嗣妃殿下は、それぞれ、もともと正田さん、小和田さん、川嶋さんだったが、今は皇族だ。ただし今も皇女ではない。

何が「ただし」だよ。そもそも美智子様は現在、「皇太后」じゃなくて「上皇后」でいらっしゃるんですけど?現行の皇室典範の規定に従えば、皇太后はあくまで、天皇が崩御された後のお妃の称号であり、ご健在でいらっしゃる上皇陛下に対して失礼極まりない。
「それぞれ、もともと」という書き方自体、あまりに雑すぎるし無礼な言葉遣いですが、そもそも「皇女」は大宝律令の発効に伴い、その後は公には用いられていない称号なのに、何で倉山は毎回、お妃方を指して「皇女ではない」と書くのか(しかも得意げに)、理解できません。内親王や女王ならまだしも何で皇女?大宝律令制定前の飛鳥時代の人なの?
まあ、お妃と内親王・女王が違うことくらい、倉山以外の人はみんな知ってる(というか普通分かる)でしょうけど…。

 

また、そんなドヤ顔で無駄に知識を振りかざす割に、

>愛子殿下や佳子殿下は生まれながらの皇族で皇女だ。

とか書いてるし。皇女は天皇の娘のことだから愛子様は内親王であり皇女だけど、佳子様は現時点では皇女ではありませんよ?大体、皇室の専門家なら「愛子内親王殿下」「佳子内親王殿下」とちゃんと書かんかい!

 

称号や敬称の使い方一つとってもでたらめなので、この文章は校正者が仕事をしたとはとても思えません。

あるいは校正を反映していないのであれば、著者も編集部も読者を馬鹿にしています。こんな文章で金を取るな。

 

のっけから「皇室について語るとき、先例が極めて大事になる。」とか書いてて勝手に自分で定義を決めちゃってるし、一時が万事、倉山のマイルールでしかない出来事を、まるで万人が共有する大前提のように扱うせいで、彼の語る言葉や文章はことごとく意味不明です。

 

大体、タイトルが「皇室の伝統を壊してはならない理由」なのに、締めの文章が「皇室は奥深い。先例を学ぶから、時代に合わせられるのだ。」って何なの?タイトルと全然繋がってないじゃん。

「先例に学ぶことで時代に合わせていくべし」が結論なら、明治時代の男尊女卑の因習に基づく現行の皇室典範は改正して、愛子様が皇位継承できるようにしなくちゃならないんだから、そういう文章とタイトルにすべきでしょう。

「皇室の伝統(男系男子の継承?)を壊してはならない」が結論なら、「なぜ男性のみが天皇にならなくては伝統が壊れるのか」について、誰もが納得できるような論拠を述べるべきでしょう。
でも実際の文章の中身は、光明皇后や橘嘉智子や西園寺寧子が人臣出身の妃ながら天皇や上皇に準ずる権勢を持ったというエピソードばかり並べていて、タイトルと実際の文が乖離している。
さらに接続詞の使い方も不適当だし、称号や敬称の使い方も間違えてるし、敬語の使い方も全然なってない。

 

極め付きが、

> その最も大事な大枠が、皇統に属しない男子(つまり民間人)を皇室に入れたことは一度も無いことだ。

…じゃああなたが今まで散々、連載や著書や講演で訴えてきた「現在の皇統から20世600年も離れた旧宮家子孫の一般国民男性に皇籍取得させる」案は一発アウトじゃないですか。自分で自分の主張を否定しちゃってるのに気づいてないの?ていうか、編集部は倉山氏の連載記事をちゃんと読んでるの??

 

私は長年、仕事で校正と校閲に携わっているのですが、倉山の文章は途中まで赤字や疑問出ししようと頑張ってもどうにもならなくて匙を投げるレベルです。それでも最低限、事実関係や、まして皇族方の敬称や称号が間違っていればきちんと指摘します。本来なら出版物では最も気を遣って指摘を入れる事項のはずなのですが、一体SPA!編集部はどれだけ適当なのでしょうか。

 

校正者は基本的に内容そのものについては指摘できないので、編集者が全く仕事をしてない(する気もない)んじゃないかなと思いました。

小林先生が、こんなめちゃくちゃな文章を書くコラムの著者の批判を封じられているなんて理不尽にも程があります。

mantokunさん

ちぇぶ

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