ゴー宣DOJO

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笹幸恵
2023.11.2 08:23お知らせ

単なる文字の羅列と化した倉山の記事。

『SPA!』11/7・14号の倉山満の記事。
昨日、トッキーが紹介していたが、
公論サポーターが見事に論破している。

必死に天照大神をキャンセルしようとする倉山満を、
公論サポーターが瞬殺論破。
https://www.gosen-dojo.com/blog/42972/

私は、記事の後段についてツッコミを入れよう。

倉山はこう書く。
「皇統は、一度も途切れることなく、
神武天皇の男系子孫に受け継がれた。
世界最長不倒である」
「国際社会では歴史が古い方が
問答無用で偉い」(←これ前にも書いてた)

何でそんなに偉ぶりたいのかしらないが、
基本的にマウント体質なのだろう。
(そういう人は、たいていコンプレックスのかたまり)

で、皇統に関して論点となるところも、
「俺ってちゃんと押さえているんだぜ」と
言わんばかりに羅列する。
いわく、欠史八代。
いわく、継体天皇王朝交代説。
「一度も途切れていない」というのなら、
それを主張する倉山こそが、上記について
論破してみせなければならない。
だが「類推にすぎない」だの、
「ほぼ言いがかりだ」だの、
およそ研究者とは思えない雑な一文のみ。
なんだそりゃ。
こんなもん読ませんな、SPA!の担当さん。
誌面は小さな文字でびっしり埋まっているのに、
肝心なところは全く書かない(というか書けない)。
意味のない、ただの文字の羅列。

こうして雑な一文のみで、読み手にろくに説明もせず、
「何かよくわからないけど、いろいろ知ってそう」
と(とりわけ権威主義的なバカに)思い込ませる、
これも倉山の常套手段。

継体天皇がいかに遠い血筋であるかを記したあと、
こんなふうに綴っている。

「この時点で、女性皇族は存在する。
女帝の先例もある(最初の女帝は推古天皇ではない)。
しかし、女帝を立ててもいずれは男子が継がねば
男系継承にはならない。だから皇族を探し回った」

要は、継体天皇が男系継承の証拠であるかのように
綴っているのだが、
その前に、ナニ、この( )内・・・。
神功皇后のことだと思うのだけど、
これ( )で済ませていい話じゃないよ。
そうやって自分のもったいぶった知識自慢のために
読者を混乱&ミスリードするのはやめなさい。
いやらしい性格がにじみ出ている。


第26代・継体天皇は、血統としてはあまりに遠かった。
だから第25代・武烈天皇の妹で、第24代・仁賢天皇の娘である
手白香皇女(たしらかのひめみこ)を皇后に迎えた。
倉山はこれを「女系で男系を補完した」と書く。

認知の歪みが甚だしい。
補完したのではなく、それによって継体天皇は
「箔を付けた」のだ。
女系の血筋によって、正統性を担保したのだ。
男系男子ゼッタイなら、こんなことは起こり得ない。
(と考えるのが常識的な思考の持ち主だ)


そして、ここからが驚愕。

「この継体天皇が、皇室と何の縁もゆかりもない他人で、
それまでの皇室を簒奪したのではないかと疑いを向ける
人もいる(王朝交代説)。何の根拠もない言いがかりだが、
百歩譲って継体天皇が皇室と関係のない赤の他人でも、
神武天皇から仁賢天皇まで受け継がれた血統は
今の皇室に伝わっている」


最後の一文、正確に書くとこうなる。


継体天皇が皇室と関係のない赤の他人でも、
神武天皇から仁賢天皇まで受け継がれた血統は、
手白香皇女によって今の皇室に伝わっている。


女系じゃん。


読者を愚弄しているとしか思えない。

倉山は、男系固執主義者からも相手にされていない。
これだけ独りよがりでツッコミどころ満載だと、そりゃ面倒にもなるわ。
だけど「相手にしない」=「野放し」となり、
誰かがツッコミを入れておかないと
いつの間にか真実であるかのように語られるようになる。
(主に本人によって)

ゆえに、バカバカしいことながら、あえて記した次第。

 

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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