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笹幸恵
2023.11.9 09:08皇統問題

「自分だけは何もかもわかっている」と言いたい八幡和郎

久し振りにこの名を見た。

八幡和郎(徳島文理大学教授、評論家)。

眞子さまバッシングに加担していた1人である。
いや、バッシングに加担していたというより、
正確にはバッシングに乗じて自分の自慢に
終始していた輩、と言えばいいだろか。

「圭さんと眞子さんの結婚について
私は早くから疑問を呈していた」と、
バッシング騒動を予見していたかのように書き、
いやらしく圭さんの経歴と家庭の経済状況を逐一披露し、
「秋篠宮殿下への進言」などとして
2人への対応をえっらそーに指示し、
「結婚を諦めるなら圭さんの再出発の相談に
乗ってやってもいい」と、
まるで自分が世の中を差配しているかのような
傲慢さを恥ずかしげもなく露出する。

この人物が、プレジデントオンラインに寄稿している。

 

国民は「愛子天皇」誕生に期待しているが…
たとえ女系天皇を認めても「皇室の継承問題」が解決しないワケ
https://president.jp/articles/-/75518?page=1

まず、こんなふうに逃げを打っている。

私は男系男子派だと言われているが、
保守系論者と違って、女性天皇や女系天皇に
全面的に否定的なわけではない。

だが、書いていることは遠回しの否定であり、
令和3年有識者会議の報告書の全面容認(+α)だ。

①すでに生まれた王族の順位を変更するのは
国際的にみても非常識。
(と自分で書いているのに、ノルウェーの
「例外」を挙げているので説得力なし)

②愛子さまは伸び伸びと育てられてきた。
天皇の仕事は決められた仕事をやること。
(暗に愛子さまは天皇に不適と言っている)

③(女性・女系天皇を容認した)平成17年の
有識者会議は、小和田家に近い人が多く参加し
公正さが疑われる。
(と書いて貶めている。「近い人」って具体的にどなた?)


④「愛子さまが天皇になる夢を見た」という
雅子さまの外祖父のエピソードを載せた女性週刊誌を紹介し、
「そもそも皇后の実家の願いをかなえるために
皇位継承は論じられるべきではない」
(当たり前だ)


⑤女系論者が対象にするのは佳子さまと愛子さまだけ。
それだけでは永続性は保証されない。
(当たり前だ。こんな女系論者、本当にいるのか?
女系論者といわれる人の多くは、正確には「双系継承」。
不勉強なのか、極論を述べて印象操作しようと
しているのか、どちらか)

といった具合に、「暗に反対」というオーラが
出まくりの文章なのだ。

そもそも皇嗣の意味もわかっていないし、
旧宮家男系男子の養子案も「現皇族との話し合いで
決まるのだから安心」とか言っているし、
何より開いた口が塞がらないのは次のくだり。

「旧宮家の男系男子を排除すべきではない」どころか、
「女系でも明治天皇の子孫ぐらいまでは
視野に入れるべき」
「男系男子でかつ女系で現皇室と近ければ、
なお結構」
だって!!!

そしてこう続けている。

佳子さまや愛子さまに決め打ちで、旧宮家の誰かと
結婚させるという安直な考えには反対だが、
江戸時代に公家の養子に出た人や、
明治になってから宮家の次男坊以下で
臣籍降下した人の男系男子子孫は結構いるから、
佳子さまや愛子さまでなくとも、
女性子孫と彼らとの縁組みもありうる。




人の人生、何だと思ってるんだ!!!



驚くべき軽薄さ。
憲法14条に違反すると言っても、この薄っぺらい脳みそには
理解不能だろう。
そもそも思想がないのだ。
良識ぶっているけど、他人の人生に対する重みを
考慮した形跡は皆無。
天皇とは何か、象徴天皇のあり方とは何かを
熟考した形跡も皆無。

ただ単に、「俺はそこらへんの保守とは違うぜ」
「いろいろ複雑なこと考えているんだぜ」
「どお、この多様性を認める柔軟な姿勢、すごくね?」
と言っているに過ぎない。

軽薄な傲慢さ、健在。

笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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