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トッキー
2023.11.9 10:56ゴー宣道場

「マスコミはなぜ常に狂うのか?」のテーマにモロに当てはまる『パール真論』の凄さ!

第112回ゴー宣道場
『マスコミはなぜ常に狂うのか?』
開催まで、あと3日!

 

公論サポーター、ケロ坊さんのご意見を紹介します!

 


 

こんばんは。ケロ坊です。

『パール真論』を読んでいます。

大変申し訳ないのですが、再読でなく初めて読んでいます。当時はゴー宣から離れていた時期でした。
しかしライジングで時折言及されますし、直感もあり、今回本腰入れて読んでみると、、、
今の現状、特に「マスコミはなぜ常に狂うのか?」のテーマにモロに当てはまってました。

『パール真論』は簡単に言うと、「日本の戦争は悪」と言いたがる人たちが占領政策当時からいて、
「日本無罪論」を言ったパールのことを否定したがる動きがずっとあり、
2007年にその集大成である中島岳志が出てきて、さらに彼を持ち上げる学者やマスコミがわんさか出てきたものの、
「テキストを正確に読む」ことをすれば中島らがパールの言葉を捻じ曲げまくっているのは丸わかりだった、という作品です。

なぜそうなったかと云うと、サヨクな人たちには「日本の戦争は悪に決まってる」の先入観があったからですが、
これは
「コロナは危険に決まってる」
「ワクチンは安全に決まってる」
「ジャニー喜多川は悪に決まってる」
で突っ走ってるのと何も変わりません。
『もののけ姫』のアシタカは「曇りなき眼で見定め、決める」と言いましたが、アノ人たちの目は曇りまくっているんですね。
端的に言えば、国を守りたいと思うか(公心)、世間に合わせて自分のためにやるか(私心)であって、そこが最大にして究極の違いです。
この件で喧嘩両成敗なことを言ってパールを侮辱した西部邁についても、結局は私情優先で世間の人だったんだなという感じで、
イラク戦争では正しいことを言っていたとしても、俄然その国家観が疑わしく思えてきます。
いつかSPA主催の道場で中島岳志が来たことがありましたが、ナイスガイな雰囲気だけはわかりました。
アレにやられたんだろうなあと今なら思えます笑

53ページ目にはパールの言葉で「特に宣伝にまどわされない判断力を得てください」
「宣伝の恐ろしさは、たえず感情に働きかけ、知らず知らずのうちに、自分の本性と矛盾することを信じこまされる点にあります。」とあり、
現状の日本のこととしか思えません。

60ページ目には、「誰も言ってないことを右派が言ってることにして攻撃するというセコイ手口を使うんだな、薄らサヨクは」という小林先生の発言があります。

2007年当時は発言するのは主に言論人しかいませんでしたが、今はSNSがあり、
その中には過激なことを言う人も、相手にとって都合のいい罵倒を言ってしまう人も一人二人はいるわけで、それを拾ってあげつらえばいいという手口になっていますね。
もちろん藁人形叩きを今もやってる奴もいます。こないだ書いたベルギーの会でのドイツ人がそうですし、コロナ煽り医者や、ジャニーズ自称被害者は、
事実関係の質問も全部誹謗中傷ということにして「誹謗中傷はやめろ(=質問をするな)」とよく言ってます。
これらの手口は竹田恒泰も倉山満もそうで、ほとんどの似非言論人が使いますね。

戦後の日本にはパールの論理を守って闘う人が小林先生以外にほとんどいなかったから、
東京裁判通りの悪玉史観がまん延して、戦前はキャンセルされ、歴史は分断されてきました。
これはジャニーズ事務所のジュリー、東山、井ノ原の徹底して闘わない姿勢と重なります。
実際84ページ目で、西部が「日本が戦争犯罪国家ということを受け入れれば話をお仕舞いにできる」と言っていることに疑問を投げかけた上でこう書かれています。
「謝罪すれば許される、禊(みそぎ)や祓いで清められる罪の感覚は日本特有のものであり、実はサヨクこそが日本的精神の体現者であるとも言える」
「だが国際社会にあっては「罪」に対応する「罰」が果てしなく要求されるだけであり、
 侵略の「罪」を贖う「罰」は、最終的には侵略されることしかないという結論に到達するしかあるまい。」
これは今で言えば、ジャニーズ繁栄という「罪」を贖う「罰」は、消滅せよという結論に到達したわけで、その野蛮を目の当たりにしました。

また、国際法の話では、
「理論的には国際法秩序を発展させ、アメリカだろうが、中国だろうが、ロシアだろうが、北朝鮮だろうが、
 国際法によって裁くという世界体制を構築する以外、世界平和を求める方法など存在しないはずである。」
と『ウクライナ戦争論』と同じ論理を一貫して主張されていて(107ページ目)、テンションがブチ上がりました。

あと面白いのは、中島岳志は「自称保守」だという点です。
今でこそ自称保守と言えば男系派で国賊という共通認識が我々にはありますが、
保守を自称していながら「日本は悪だった」と言いまくる左翼そのもののことをやる人もいるんですね。
中島がこれをやってくれたおかげで、保守を自称してようが、保守とはなんぞやとご大層なことを語ってようが、
デタラメなことをやるやつはいるということがより明確にわかります。
同時に小林先生が保守は態度でしか表せないと常々おっしゃっていることもわかってきました。

この本の論理は全く色褪せておらず、名指しされた人が誰であれ関係なく、今でも十分通用します。
逆に言うと、バカは時事問題の一つのことしかわからず、別のものを絡めた時に全然ついて来れません。
ジャニーズとパレスチナ問題を絡めた小林先生のブログは5chの奴らは理解不能で阿鼻叫喚だったらしいですし、
僕も「キャンセル左翼の側に付く男系派はニセの保守だ」と言ってますが、連中は意味がわかってない上に、
「ジャニーズは悪いだろ」と言ってくるサヨクな男系派ばかりです。
その知性のなさが駄目という話をしてるのですけど。

まだまだあるのですが長くなりすぎるので終わりますが、
『パール真論』で一番シビレたのは、最終章で、インドの首相から「連合国の意を損ねることはしないで」と言われたパールがこう返答したことです。
「首相ができることは私を交代させることだけであって、仕事の中身まで指示してはいけません」
『脱正義論』で言われている現場を持ったプロとしてカッコ良すぎる!

今回の勢いで『パール判事の日本無罪論』『平和の宣言』も買いました。
『日本無罪論』の文庫は小林先生が推薦のことばを書かれていて嬉しかったですし、
『平和の宣言』は小林先生ご自身が再出版に尽力されたのが『パール真論』内で書かれています。
日本の大恩人に再び光を当て、バイアスがかかったサヨクから闘って守ったことをとっても、
右派や自称保守は小林先生に足を向けて寝られないはずですが、とことん義というものが欠如した奴らですね。
『日本無罪論』は新書でも出ていますが、そちらの解説文は百田だそうなので、そっちを買わなくてよかったです。

 


 

 

ずっと前から本質を見抜いていたよしりん先生の眼力が凄いのか?
ずっと前から何も変わらないマスコミが馬鹿すぎるのか?
 …まあ、おそらくその両方なのでしょうが。

 

 

狂い続けるマスコミにウンザリする人は必見!
『マスコミはなぜ常に狂うのか?』

11月12日(日)午後1時より、仙台で行われる熱い議論を
ニコニコ生放送・ゴー宣道場チャンネルにて
ライブ配信します!
https://live.nicovideo.jp/watch/lv343217610

「小林よしのりチャンネル」ではありませんので、ご注意ください。
また、今回は話題がコロナ禍・ワクチン禍に及ぶ可能性もあるので、念のためYouTubeでの配信は見送る予定です。

第1部は無料、第2部は会員向け配信の予定です。
この機会にぜひご入会の上、ご覧ください!

トッキー

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