【ゴー宣欄外名言 その18】
神戸の状況を見てると暗澹たる思いにかられる。こんなデタラメなしうちを受けても、それでも元気を取り戻すしかない、元気づけるしかない。人間って実はささやかな生き物なんよ、いつも思い上がっているけど。
(SPA!1995.2.15)
29年前の、阪神・淡路大震災の際に書かれた欄外です。
それから何度もいろんな場所で「デタラメなしうち」は繰り返されてきました。そして今回も。また、おそらくこれからも。
それでも、虚無感に囚われてはいられないのです。
前を向かなければならないのです。
最後のひとことが身に沁みますが、「ささやかな生き物」であることを胸に留めながらも、希望を見出そうとする気持ちは失わないようにしなければと思います。