ゴー宣DOJO

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トッキー
2024.2.23 17:30よしりん先生の登場

20年間のニヒリズムが作り上げたもの

【ゴー宣欄外名言 その30】

 

「主体性はアメリカにあるのであって、日本にはない」そう、あきらめてしまっている、この日本国内のニヒリズムは、サヨクどもとポチ保守どもの合作であると、わしは考える。
(SAPIO2003.3.12)

 

イラク戦争開戦直後の名言です。
日本は日本の主体性に基づいて判断すべきという、当たり前のはずの主張が一切通らず、「アメリカについていけ!」の大合唱が起きていたのが、この時でした。

結局、アメリカが戦争の大義として掲げた「大量破壊兵器」は存在せず、日本は主体性を放棄して大義のない戦争に加担するという、歴史的な汚点を残したのですが、この時にアメリカ追従を主張した「知識人」は誰ひとり反省することもなく、先日も一人、その責任を何も負わないままあの世にトンズラしました。

今週の「小林よしのりライジングVol.495」で泉美木蘭さんが取りあげている「新世代のネトウヨ」は、現在20歳ということだから、もちろんこの当時のことはリアルタイムには知らず、ただ親米ポチ保守の安倍政権が絶対権力を誇っていた時代しか知らずに育ってきたわけです。

もはや親米ポチ保守以外の政治姿勢があるとは思ってもおらず、日本には日本の主体性がなければいけないという発想など間違っても出て来ず、「大学卒業後に安倍晋三元首相のような総理大臣になりたい!」と言い、「美しい国、日本を取り戻す。まずは憲法改正です」と言い、そして「アメリカが大好き」と言って星条旗ファッションに身を包んでいるわけです。

サヨクどもとポチ保守どもの合作したニヒリズムが蔓延して失われた20年、劣化した20年が作り上げた申し子が、あの20歳の青年なのだと私は思いました。

トッキー

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