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2024.4.13 09:55ゴー宣道場

身近な歴史や文化の再発見、再認識

みなさんこんにちは!
DOJOサポーター関東支部のKです。
今の世はキャンセルカルチャーが華盛りです。そんな今の世の中に必要なのは歴史や文化の再発見、再認識ではないでしょうか。
「そんなのわかってるけど、具体的にどうすりゃいいの」
という声が聞こえてきそうです。本を読む?歴史番組を見る?
それもいいかもしれませんが、私のおススメは自分の住んでいる地域の神社仏閣を訪ねることです。
全国にはその数8万を超える神社と7万を超える寺院があります。コンビニの店舗数が約5万5千ですので、いかに多いかがわかります。
有名な神社やお寺を訪ねて、御朱印を集めるというのもいいのですが、地域の小さな神社やお寺を訪ねて自分なりの発見を楽しむというのは格別です。自分が歴史と繋がっていることを実感できるからです。神主さんや住職さんと話ができるともっといいです。
そしてなんでもいいのですが、自分なりの見るポイントを決めておくとなお面白いかもしれません。
私の知り合いの神社好きに狛犬ファンがいます。狛犬は雄と雌が対になっていますが、その狛犬の性別の証、つまりタマタマを必ず確認するそうです。座っている狛犬が多いため、後ろ足を立てている狛犬しか確認できず、確認できたときはラッキーとのこと。そういう楽しみ方もあります。
私のおススメは神社やお寺の向拝に飾られている彫刻です。よく龍などが飾ってあるアレです。
浮世絵仏像は日本の伝統芸術として世界にも認知されています。しかし、神社仏閣の建物を飾る彫刻となると、認知されているものはあの煌びやかな日光東照宮くらいでしょうか。
私の住んでいる地域は江戸後期から昭和29年まで5代続いた彫り物師、武志伊八という職人がいました。特に初代伊八の作品は超絶技巧で波の表現に定評があり、今は「波の伊八」と呼ばれています。
『日本人論』の表紙にもある葛飾北斎の『神奈川沖浪裏』の大波は、伊八の作品からインスピレーションを得たと言われています。
神社仏閣から歴史、文化を再発見。あなたもやってみませんか。
意外な発見があるかも。

南房総市岩井神社 「敬宮愛子様御生誕記念」碑

 

初代伊八作品 千葉県いすみ市 行元寺「波に宝珠」

千葉日報オンラインより
https://www.chibanippo.co.jp/news/local/1052725

 

初代伊八作品 千葉県いすみ市 飯縄寺「波に飛竜」

【 江戸時代の彫工 初代 波の伊八 – 武志伊八郎信由の世界 】「伊八会」2015年出版より

 


 

 

私は知らなかったのですが、「波の伊八」、まさに神業ですね。
最近かなり人気のようで、ファンクラブもあって、今年は没後200年の節目を迎えるそうです。
上に引用した写真が掲載されている写真集の購入方法などもファンクラブサイトに載っていますので、興味のある方はぜひ。
https://ihachikai.com/

身近な神社仏閣巡り、実にいいと思います。
ただ、神主と話すのはなあ…神社本庁の男系派ゴリゴリの神主かもしれんし、社務所に山谷えり子のポスターなんか貼ってあったらどうしようと思って(経験あり)、つい躊躇しちゃうんですよねえ…。(時浦)

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