ゴー宣DOJO

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大須賀淳
2024.4.19 21:52その他ニュース

「過払い金訴訟CM」とキャンセル・マインド

いよいよ明日開催の名古屋DOJOにむけて、頭の中がキャンセル・カルチャーの事でいっぱいなのですが(不健康?)、その中で一つ思い浮かんだ事がありました。

 

特にラジオで多く、テレビでも以前は頻繁に流れていた「過払い金訴訟」についての弁護士事務所CMです。

 

これは端的に言うと、サラ金などの金融業者に対して支払っていた、法定利息以上(グレーゾーン金利含む)の返金請求を「しませんか?」と呼びかけるCMです。

 

前提として、証言のみを根拠に人民裁判的な蛮行が横行しているキャンセル・カルチャー周辺と比べたら、きっちりと法律に則っているだけずっと「正当」なのでしょうが、それまで「弁護士事務所のCM」なんてものを見た事がなかったので、当時の驚きを思い出しても「空気の変わり目」だったと感じます。

 

軽く調べた所では、2006年に出た最高裁判決をきっかけに過払い金訴訟が激増したとかで、確かにその後ぐらいからCMを見かけるようになった気がします。

 

この時期って、2024年現在から見ると、バブル崩壊後の「失われた30年」のちょうど中間地点ぐらいなんですよね。

 

弁護士事務所が(手っ取り早く儲かるので)「過去」を掘り起こしての訴訟を勧めるCMをバンバン打ち出したこの時期。ちょうどTwitterやFacebookなどのSNSが広がり始める時期とも重なりますが、社会の「マインド」が変化し始める予兆だったような気もします。

 

今日のこの記事は、さっきふと浮かんだ事を書いているレベルですが、5月のゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」に向けて考察やリサーチを勧める上でヒントになりそうな気がしているので、備忘録&ネタの投げかけ的に記しておきます。

大須賀淳

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