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大須賀淳
2024.4.24 10:10その他ニュース

「投票率11.84%」で参政党候補が議席獲得

4/21に投票が行われた倉敷市議補選では、参政党の新人候補が得票数トップで議席を獲得しました。

 

これは規定に従った「公正な選挙結果」であるとは思いますが、着目すべきは投票率。なんと11.84という、目を疑うような数字です。

 

倉敷市議補選 2人決まる 投票率11.84%

 

公職選挙法では、(投票された中での)得票率が低すぎると選挙が無効になる規定はありますが、投票率はどんなに低くとも無効にはならないようです。

 

それにしても、投票率11.84%って…!

 

上でリンクした山陽新聞の記事によると、当日の有権者数は38万7,376人。そして、当選した参政党候補の得票数は9,861票なので、この候補を支持したのは有権者全体の約2.5%程度です。

 

倉敷の人たちは、党首が「天皇陛下に側室を!」と言うような党に議席を与えてしまって、本当に良かったんですか?

 

地方市議の補選というローカルな舞台とは言え、関心が低すぎると「選挙はハッキングできる」という思惑を持った者に、いいように利用されてしまいます。

 

ニヒリズムは、ノイジー・マイノリティに利するだけ。日本最大の脅威は「内側からのステルス侵略」なのかもしれません。

大須賀淳

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