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大須賀淳
2024.5.19 16:04その他ニュース

では、「週刊文春」は日本に必要か?

かつて、週刊文春の臨時増刊として「『朝日新聞』は日本に必要か」というムックが出版されています。

2014年とすでに10年前の発行ですが、Amazon Kindleなどの電子書籍で現在でも入手することが可能です。

 

表紙に並ぶ文言で大体わかる通り、このムックは「吉田清治証言」に端を発した、朝日新聞による慰安婦についての捏造報道を糾弾するもの。収録されている各記事は大半がこのムックの出版時のものではなく、過去に文藝春秋社の各雑誌に掲載されたものの再録です。

 

このムックが発行される2か月前の2014年8月5日、朝日新聞は吉田清治の証言に基づく過去の慰安婦報道記事を取り消し(詳細は朝日新聞サイトの第三者委報告書に記載)、本書はその機に乗じて急ごしらえされた企画本、といった印象が否めません。

 

先に一つツッコミを入れておくと、本書には慰安婦論争(ひいては自虐史観そのもの)に風穴を開けた最大級の存在である「戦争論」が、まるで無かったかのように名前も一切登場しない(「小林よしのり」の名も、1996年、1997年に書かれた記事(後者の執筆は八木秀次。ここでは偉い(笑))でほんの少し出るのみ)ので、これ自体が「歴史認識を歪める内容」だよなーと、1990年代からずっと状況を見続けてきた者として思ってしまいます。

 

さて、これはこれで一回深堀りしなくてはと思いつつ、今日の所はあくまで余談。

 

慰安婦「問題」を、公が毀損される深刻な展開にしてしまった最大の元凶は、十分な検証もなく異論も数多い「証言」を絶対正義の錦の御旗として「報道ビジネスの商品」にした姿勢であり、本書は朝日新聞というメディア自体の存在を問う厳しさでそれを断罪するものです。

 

ところがこの構造は、各所でキャンセル・カルチャーの暴威が振り回される状況下での、週刊文春自体の振る舞いと全く同じ。この本の表紙で高らかに謳われている「失敗の本質」そのものです。

 

来週土曜5月25日開催の関西ゴー宣DOJO in大阪「週刊文春を糾弾せよ!」(及び、それに向けての考察の積み重ね)では、真正面から「では、『週刊文春』は日本に必要か?」と問うて行こうと思います。

大須賀淳

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