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トッキー
2024.6.11 11:34

読む者の心を抉り出しそうな凄まじさ!『夫婦の絆』感想ご紹介!

早速いただきました!
本日発売FLASH6月25日号掲載
『夫婦の絆』の感想ご紹介です!

 


 

【まいこさん】
「夫婦の絆」第15話の感想です。

夫婦の絆とは何か、沙耶の見解が明らかにされた第15話。
常に獣のような男たちの餌食となってきた沙耶は、繰り返されるフラッシュバックに悩んできたはずで、おぞましい記憶を消すことさえできれば、楽になれると感じていたことが、死を賭してまで「記憶を操作」するパワーを手に入れる原動力になっていたのでしょうか。「記憶喪失こそが、あなたたち夫婦の絆よ!」と断じたのは、沙耶こそが「記憶喪失」になりたいという切望を、一郎と蜜子という対象に「転移」したといえるかもしれません。

残留思念をこの世に残し続ける沙耶の苦悩が描かれた画面は、読む者の心を抉り出しそうな凄まじさ。出家する際に髪を下ろすのは、毛筋ひとつひとつに嫉妬をはじめとする負の感情がまとわりついているからということも、具現化していただいたようで、末法思想の時代に示された血の赤を多用したおどろおどろしい地獄絵図よりも遥かに峻烈。ぬばたまの髪をからみつけてまでも、この世に結び留まろうとする餓鬼のごとくの姿をみれば、沙耶に執着してきた男たちも、きっと裸足で逃げ出すことでしょう。

蜜子にとって、沙耶は生きているときも、死んでからも、一郎との間を阻む障害になってしまっているようですが、共に乗り越えるクライシスは、かえって絆をつくるもの。彼岸花のごとく毒を含んだ漫珠の言動も、蜜子ならば夫婦の絆を分かち難く結ぶ契機にできるはず。「LOVE i~n」で愛の交歓がついに成し遂げられるよう願いながら、次回をお待ちしています。

 

 


 

 

女性の長い髪が、特に日本の怪談のなかで怖いものとしてしばしば現れるのは、そういう意味があったのか~などと改めて感嘆しつつ、それにしても今回の沙耶は怖い! これからどうなっていくのか全く予想もつかず、次回も早く見たくてたまりません!!

トッキー

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